雨が止みませんね (ページ13)

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翌日

身支度を整えてチェックアウトを済ませてホテルを出ると見覚えのある車が停まってた

後部座席の窓が開くとテヒョンが「乗って」と手招きしてきた

「おはよう、お邪魔します」

運転席にはジョングクが乗っていた

TH「おはよう、昨日は眠れた？」

「うーん、あんまり」

TH「そうだよね…」

JK「出発するよ？」

「あっ、お願いします」

TH「昨日はお母さんと話せたの？」

「うん、お母さんヨハンさんのこと知ってたみたい」

TH「僕も知り合いの弁護士さんに聞いたんだけど、あの人すごく有名なんだって！親身で誠実、裁判になれば負けなしって」

「へぇ…じゃあ信用しても大丈夫だよね？」

JK「それは話の内容によるでしょ？ホント危機管理がなってない」

返す言葉もございません

TH「僕も一緒に話を聞くよ、いい？Aは人がいいから騙されたりしないか心配だもん」

JK「ヒョンもお人好しすぎるでしょ」

「ふふ、そうかも」

JK「僕も同席する」

「ありがとね、怪しいなって思うことがあったら止めてよ？」

JK「……………」

TH「大丈夫、僕たちがいるから安心して？」

テヒョンの優しい笑顔に救われた

昨日会ったばかりなのに、一人じゃないのがどれほど心強いか

テヒョンとジョングクには感謝しかない