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屋上のドアを開けると、澄んだ青空と心地よい風
そして…
Aさんがいた
『おっ！お疲れ、王子』
御幸「何でここにいるんですか？」
『休憩中だから』
御幸「琢磨さんは？」
『もう帰った』
御幸「えっ？」
『今日スペインに帰るんだって』
御幸「今日？！見送らなくていいんですか？」
『いいの、いいの』
御幸「何で？」
『そんな仲じゃないし』
御幸「ヨリ…戻ってないんですか？」
『…告られた』
御幸「返事は？」
『…してない』
御幸「…何で？」
『何か…よくわかんないから』
御幸「わからない？好きか嫌いか？」
『うん…だから返事してない』
御幸「そっか…」
安心したような…
でもAさんには幸せになって欲しいような…
そんな複雑な気持ちだった
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作者名：Jelly | 作成日時：2017年10月12日 17時
