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木全「A？」
『…ん？、なに』
木全「ボーッとしてた」
『別に、してないよ？』
木全「間抜けヅラ」
『うるさい』
ソファに置いていたクッションを木全の顔目掛けて投げてやった。
おかしいな
最近木全といるとすごく調子が狂う
目に見えて変わったことは特に無いけれど、今まで普通にしてきたことにドキッとして感じたことの無い気持ちになる。
木全「ねぇー、今日も夜ご飯食べてっていー？」
『なんで、お家に帰りなよ』
木全「いいじゃん、Aのご飯が食べたい。それに、1人じゃ寂しいでしょ？」
『寂しいのは木全じゃん(笑) 私はもう慣れてます〜』
木全「え、慣れちゃダメ」
『慣れるよ、何年も1人だし』
連絡すらしない両親ってどうなんだろうね
お仕事とか言いながら今頃どこで何してるか分からないし、私のことも忘れてるのかなー
木全「A、慣れたとか言わないで」
名前を呼ばれたかと思えば、
顔を顰めて言う木全は少し苛立ってるように見える
『…ごめんなさい』
木全「…もう言わないでよ、絶対」
『はい、分かりました』
普段は見ない怒る木全にビビって思わず敬語になってしまう。
いつもはふざけてばっかで滅多に怒らないから、真剣な目で言われると怖い
木全「よしっ、お腹すいた！」
すぐに木全から苛立ちは消えて、目をキラキラさせながらご飯ご飯！って催促してくる。
変わったのか、変わってないのかよく分からないなぁ
『今日はいいけど明日はお家帰って』
木全「なんで帰そうとするの、サイテーだ」
『文句言うなら帰る？』
木全「帰らない、ごめんなさい」
『ふふっ』
キッチンに向かう私の後ろを着いてきて「俺も手伝うよ」って
『何食べたい？』
木全「なんでもいいけど、ん〜、あっエビのアヒー、」
『オムライスね、おっけ』
木全「違うから！あ、違くないけど違うから！」
『まためんどくさいのリクエストするんでしょ？やだ』
木全「やだ、僕もやだ〜」
『1人分のオムライス作るね』
木全「やーごめん！！」
結局木全はアヒージョやらなんやら食べたくなったらしくて、自分の家に帰ってエビを持って戻ってきた。
どこで買ったのってくらい大量に入った業務用のエビ
木全「やば、俺天才かも、めっちゃ美味い」
『…』
木全「あれれ、食べたい目をしてるね君？」
『うざいな(笑)』
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李利(プロフ) - Risana.さん» コメントありがとうございます！素敵なお言葉に感謝します。沢山いる書き手の中で私の作品を見つけて下さり、読んでいただけることが嬉しく、これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！もっと頬を緩ませちゃいますわっ！！ (2021年7月26日 20時) (
レス) id: 95679fc645 (このIDを非表示/違反報告)
Risana.(プロフ) - 良い作品もですが良い作者さんに逢えました。これからも読ませていただきます！頬が緩んで仕方ないです。ありがとうございます！ (2021年7月25日 17時) (レス) id: fc4ba5df33 (このIDを非表示/違反報告)
李利(プロフ) - nanakoさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて励みになります(泣) 楽しんでいただけて良かったです。これからも楽しんでくれたら！と思います！ (2021年7月16日 23時) (レス) id: 95679fc645 (このIDを非表示/違反報告)
nanako(プロフ) - この作品大好きです！！ (2021年7月16日 0時) (レス) id: 5475109df0 (このIDを非表示/違反報告)
李利(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます！楽しみにして下さって感激です…(泣) 蓮くんこれから出てくるのでそれまでドキドキしてお待ちしてて下さい！ (2020年8月21日 1時) (レス) id: 95679fc645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李利
| 作成日時：2020年8月14日 1時
