・それぞれの進路 ページ33
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凛「男子メンは進路どうなったの?皆同じとこ?」
祥生「同じでないよ、碧海だけ違かったよな?」
碧海「うん、中田達と同じとこ」
凛「そうなのかーへぇー」
祥生「聞いておきながら興味無さそうやん(笑)」
進路
9月ともなれば中学3年のほとんどは高校受験に向けて勉強漬けの毎日。
進路の話をする度に私達ももう受験生なんだぁ
この3年間は時間が進むのがすごく早かった気がする。
きっと毎日が充実して楽しかったから
楽しい時間はあっという間に過ぎるって言うしね (笑)
まぁでも、7人で一緒にいられるのもあと半年か
『…寂しくなるね』
誰かと毎日一緒にいて、他愛もない話をして、馬鹿なことを沢山してきた
この3年間は楽しいだけの感情だけで他の記憶なんて消えちゃった
でもそれが私の中では大切な思い出で、決して無駄にはならない一生の宝物になると思う
凛「珍しいね、Aがそんなこと言うの」
『珍しいって何ー、普段冷めてるってこと?』
凛「違う違う (笑)」
真由「まぁ私達3人は一緒なわけだし、あとが離れても変わらないでしょ(笑)」
祥生「ゆうて結局毎日会いそうやけど(笑)」
碧海「ほんまになー、俺らは変わらないやろ」
凛「ほら皆も言ってるしさ、ね!」
私もそう信じたい
大切な人が私の隣からいなくなっちゃうのはもう嫌なんだよなー
…!
ふと汐恩と目が合うと、小さく微笑んだ
" 大丈夫 "
『(笑)』
少し恥ずかしそうに口パクで伝えられた言葉に、思わず笑みがこぼれてしまう
短いけれど、たった一つ、汐恩の言葉それだけで安心した
祥生「どうした汐恩、ニヤついてるよ」
汐恩「ニヤけてんし!」
凛「あ、こっちもニヤけてる」
『えっ、違う!』
真由「さっそくラブラブかよ〜、見せつけやがって!」
『ラブラブしてないって!』
恥ずかしくなって顔が熱くなってくる
慌てて頬を手で覆えば、汐恩も恥ずかしかったのか同じことをしている。結果2人して自爆したらしい
碧海「そろそろ帰ろうや、もう夕方やで」
碧海のその声掛けに皆話に夢中になってたことに気づく。
空を見上げれば夕日が落ち始めていて、オレンジ色の雲が掛かっていた
凛「よーし帰ろうか〜」
祥生「木全ー!もう帰るでー」
木全「あ、はい!」
ブランコから降りて走ってくる木全を待って、合流してから皆で公園を出る。
真由「じゃーまたね〜」
祥生「うぃー」
『またね』
汐恩「うん、また」
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李利(プロフ) - Risana.さん» コメントありがとうございます!素敵なお言葉に感謝します。沢山いる書き手の中で私の作品を見つけて下さり、読んでいただけることが嬉しく、これからも楽しんでいただけるよう頑張ります!もっと頬を緩ませちゃいますわっ!! (2021年7月26日 20時) (レス) id: 95679fc645 (このIDを非表示/違反報告)
Risana.(プロフ) - 良い作品もですが良い作者さんに逢えました。これからも読ませていただきます!頬が緩んで仕方ないです。ありがとうございます! (2021年7月25日 17時) (レス) id: fc4ba5df33 (このIDを非表示/違反報告)
李利(プロフ) - nanakoさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて励みになります(泣) 楽しんでいただけて良かったです。これからも楽しんでくれたら!と思います! (2021年7月16日 23時) (レス) id: 95679fc645 (このIDを非表示/違反報告)
nanako(プロフ) - この作品大好きです!! (2021年7月16日 0時) (レス) id: 5475109df0 (このIDを非表示/違反報告)
李利(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます!楽しみにして下さって感激です…(泣) 蓮くんこれから出てくるのでそれまでドキドキしてお待ちしてて下さい! (2020年8月21日 1時) (レス) id: 95679fc645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:李利 | 作成日時:2020年8月14日 1時