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しんしょく ページ5

本丸に来た初日を思い出す。

あの頃は結構てんやわんやだったが、お姉ちゃんと力を合わせて本丸を運営していたものだ。

(「何度言ったら分かるのよっ!三日月を見つけるまで帰ってくんじゃないっ!」)

離れにまで響くお姉ちゃんの怒声に首を竦めた。

私は霊力のれの字もないから刀剣男士が視えないが、お姉ちゃんは視えるからその美しい容姿の虜になった。

毎日鍛刀してはレアな刀を集めているらしい。

少し前に見たお姉ちゃんの顔は昔の面影などなく、まるで山姥にでも取り憑かれたんじゃないだろうかと二度見してしまった。

「やれやれ、物は大事にしなきゃダメだってお父さんもお母さんも言ってたのに。」

手元のあるボロボロの短刀をちょいと撫でる。

離れの玄関近くに捨て置かれていた短刀をこっそり持って帰ってきた。

確か何処でも拾える刀とか言っていたような気がする。

自室兼書斎となった部屋に充てられた机の引き出しをガサゴソ漁る。

「よーし、いっちょ気合い入れるか。」

ボロボロの短刀を暇潰しに磨こうと思い立った。



マニュアルを見ながらだったので三時間ぐらい掛かったが、今は面影がないほどピカピカに磨かれた短刀が刀剣置き場に鎮座していた。








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まりえもん。(プロフ) - ヤンデレみっちゃん。よきですぞ(*´-`)ナイス作者 (2018年9月26日 23時) (レス) id: 327421a364 (このIDを非表示/違反報告)
ミミソラ* - ああああああ!みっちゃん尊い! つらみ! (2018年8月31日 23時) (レス) id: 0cbc5dfe9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネーサン予備ファーマシスト | 作成日時:2018年1月4日 12時

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