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人気のない、廊下の端。

か細い蛍光灯と、月明かりだけの薄暗い場所。


ベンチにAを座らせ、ジャージをかけてやる。


赤葦「…前に、言ってた人?」


赤葦が、Aの顔を覗き込んで聞くと、

Aは小さく首を縦に振った。


黒尾「…お前、知ってたのか」

赤葦「いえ…なんとなく、だけです。」



赤葦は、ちらりとAに目をやると、



赤葦「…聞いてもいいですか」



と聞いてきた。



本当は、あまり話したくはないんだが。



Aがこんな調子じゃ、背に腹は変えられない。


赤葦に限ってしないとは思うが、

Aも変に追及されても嫌だろうしな。



黒尾「…A、話していい?」



Aの顔を覗き込むと、頬に一筋の涙が伝ったのが見えた。



黒尾「…研磨に預けてくる。すぐ戻るから、

  赤葦、ちょっとココで待っててくれ」



赤葦「…分かりました」



赤葦の返事を聞いて、Aを立たせ、

部屋に連れて行きながら、概要を研磨にメールした。



部屋に着いて、研磨に預けると、

研磨はAを抱きしめて、背中をさすった。


あらかじめ、何も聞くなと部員に(特にリエーフ)

伝えてくれているはずだから、安心していいだろう。


夜久も海もいるし。



Aが部屋に入るのを見届けて、


急ぎ足で赤葦のところへ戻る。




黒尾「おまたせしましたー」

赤葦「…お疲れさまです」

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カカシ(プロフ) - maria20041121さん» ご覧頂き、ありがとうございます(*´˘`*)ご期待に添えられるよう頑張ります(*´˘`*) (2019年12月10日 13時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
maria20041121(プロフ) - 国見ちゃんがいいです!笑 (2019年12月9日 23時) (レス) id: d63426a4a9 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 国見ちゃん!!ツッキー来るか?!と思っておりました!ハイスピード更新お疲れ様です! (2019年12月8日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさん、いつも見てくれてありがとうございます。これからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年12月8日 7時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - わああスガ( ; ; )切ない...毎日の更新ありがとうございます! (2019年12月7日 23時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月4日 9時

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