【ハイキュー!!】これを愛と呼ぶなら。#6

【不穏な影】 ページ1

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黒尾「やーねー…ほんっと…」



うだるような暑さの体育館。


今は休憩時間で、

保護者から差し入れでもらったスイカを食べながら、


チーム問わず談笑している。



夜久「？なんだよ」


ぼーっと一点を見つめる俺に、

夜久が口いっぱいにスイカを頬張りながら聞いた。



黒尾「ん？おー…」



上の空で返事をしながら、

目線は仲良さそうに喋るAと、




菅原「A、ここついてるよ」

A「えっ、どこ」


菅原「そっちじゃなくて」



菅原に向いている。



菅原はAのことが好き。


それは見てたらすぐわかる。




だから、焦った。




…だって、仲良さげだったし…。




木兎「あかーし！種どっちが遠く飛ばせるか勝負しようぜ！」

赤葦「俺が勝ったらどうします？」


木兎「え⁉えーと」



ただ、赤葦もAのことが好きだったのは予想外。

まさかあんなに早く仕掛けてくるなんて思わなかった。



当のAに視線を戻すと、

マネージャー集団に紛れて楽しそうに笑ってる。



前に電話してる時にAの口から出てきた名前、

"徹くん"って奴。



会ったことないし知らないけど、

多分コイツも絶対好き。






チョット、







……ライバル、多すぎやしませんか。

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