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A「はっ⁉治⁉」
宮治「うるさいって、侑起きるやろ」
治にお姫様抱っこされている、状態。
さっきまで猛烈に眠かったのにそんなもの吹っ飛んだ。
A「ちょ、まって落ちるっ」
宮治「落ちひんって」
治の首に腕を回して、落ちるまいとしがみつく。
宮治「支えてる、大丈夫やから力抜いて」
信じて一息に力を抜くと、言葉の通り、
治の太い腕がしっかりとAを支えていた。
____…治って、結構筋肉あるんだな
そう、認識してしまったらもうダメで。
宮治「A?」
________…あんま、子供扱いすんなって
さっきのこともあって、治の顔が見れなくなってしまった。
赤くなっているであろう顔を必死に隠す。
治はAを抱えたまま二段ベッドの階段を上り、
(今片手で上った?え?)
Aをベッドにそっと下ろした。
A「ちょ、私あっちで寝る____」
と言って、ベッドから降りようとすると、
宮治「さっきここでええって言ったやん」
侑を起こさないようにか、ひそひそ声で話す治。
A「____…!」
何も言わなくなったAを抱きしめて、
そのまま寝息を立てる。
A「ちょっと、治起きてるんでしょ、離してってば」
Aもひそひそ声で、治の胸元を小さく叩く。
宮治「俺もう寝とるから話しかけんで」
A「今返事したよね⁉」
宮治「寝言や」
この後はほんとに寝やがったので。
Aも、すぐに治の温かい体温に眠気が襲い、
治の腕の中で、眠りについた。
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年11月20日 17時