【ハイキュー!!】これを愛と呼ぶなら。#3 (ページ4)

今日:4 hit、昨日:10 hit、合計:153,894 hit

…4 ページ4

A「スガさんも、焦りすぎたらダメですよ」

菅原「え、なんで？俺焦ってるように見える？」

A「くま」

菅原の目の下を、そっと撫でた。

A「気付いてないと思ったんですか？」

菅原の顔が、ぼっと火がついたように赤くなる。

菅原「そ、そんなに出てたかな______」

A「あんまり寝てないんじゃないですか？」

菅原は図星だったようで、言葉に詰まっているようだ。

A「3年生が残ってくれて、本当に嬉しいです。」

菅原「！」

A「でも、だから勉強も頑張らなきゃって思う

　スガさんの気持ちもよくわかります。」

側の自販機まで歩いていって、

イチゴオレをもう一本買った。

A「私にできることなら、言ってください。

　頑張りすぎもよくないですよ。」

菅原にイチゴオレを手渡す。

菅原「これ…」

A「糖分、ちゃんと取って、ちゃんと休んでくださいね」

腕時計をちらっと見ると、

もうすぐ予鈴の時間。

A「戻りましょっか」

Aはふふっと微笑んで、

ベンチに置いてある弁当箱を手に取った。

A「スガさん？」

まだ少しぼけーっとしてる菅原。

菅原「あ、おう！」

菅原も慌てて弁当箱を持って、

菅原「A、これありがとな」

A「いつものお礼です！」

Aと菅原は、2人並んで、教室へ戻っていった。