検索窓
今日:6 hit、昨日:10 hit、合計:153,896 hit

…5 ページ22

菅原「Aって従兄弟いたんだ」


パスタとオムライスを食べ終わって、

それぞれ好きなケーキを頼んだ。


Aはイチゴのタルトと紅茶、

俺はチーズケーキとブラックコーヒー。


A「同い年の双子がいるんです。兵庫に」

菅原「へー 仲いいんだ?」


A「いい…んですかね、なんか弟みたいな感じです」


Aはタルト以外の生地を、

タルトからフォークで根こそぎ取りながら答えた。



菅原「Aがお姉ちゃんかー」



Aは、バレー部の間でも妹キャラっぽかったから、

あんまりイメージ湧かないなぁ。



A「あっ スガさん今想像できないって顔した!」

菅原「な…なぜ分かった…⁉」


ビシッと指を指してくるAに、

小芝居を入れてのってやる。


Aは頬を膨らませて、


A「私これでも結構面倒見いいって言われる方なんですよ!」


と言うので、

記憶を巡らせると頭に浮かんだのは


先日の月島イチゴオレの件。




まあ、たしかに。




田中や西谷の勉強よく見てやったりしてるとことか、

コミュニケーション苦手な月島を気にかけてたり、



影山や日向からも、結構懐かれてる印象はある。




A「スガさん、ブラックコーヒー飲めたんですね」



Aが自分の紅茶に砂糖を入れながら、ふと言った。



菅原「ん?まあねー」

A「いいなぁ…大人って感じ…」



器用にタルトだけを残して、イチゴの部分を頬張る。

どうやら、タルト生地は最後のお楽しみらしい。



菅原「Aの大人の基準はブラックコーヒーなんだな」




笑いながら、ブラックコーヒーをすすった。




さっき自分のこと「姉ちゃん」って言ってたくせに。




そーゆうとこ、子どもっぽいから可愛いんだ。

…6→←…4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (95 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
255人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カカシ | 作成日時:2019年11月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。