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菅原「言うなー月島！」
菅原が腹を抱えて爆笑している。
A「まあ疲れるねー」
月島「イライラしません？」
あぁ、この子疲れてんな。
大方、日向と影山が休み時間ごとに聞きにでも行ったんだろう。
A「んー、私は一周回って楽しいよ」
月島は信じられない、と言った顔でAを見た。
A「なんで分かんないんだって言っても無駄だよー。
解答笑い飛ばすくらいにする方がストレスたまんないよ」
菅原「Aそれ結構酷いこと言ってるの気付いてる？」
月島は半分納得、したように不満気に頷いた。
A「ま、話くらいなら聞いてあげるからいつでもおいでよ」
残ってるイチゴオレを飲み干して言うと、
月島「じゃあ、勉強見るの交代してもらえませんか」
と言ってくるので
A「私はバカトップ2を受け持ってるので無理でーす」
と言ってやったら無言で立ち去ろうとする月島。
A「まってまって月島」
月島「何ですか」
引き止めると、露骨に嫌そうな顔をされた。
A「月島さー、イライラするの分かるんだけど、
心広く持ちなよ？引きずったら意味ないからねー」
月島「はぁ」
自販機でイチゴオレを一本買う。
A「何事も頭いっぱいにしちゃダメだよ。
はい、糖分」
イチゴオレを月島に手渡すと、
微妙に嬉しそうな顔をしたのがなんとなく分かった。
月島「いいんですか、これ」
A「いいよー」
月島は、ありがとうございますと小さく言って、
ペコリと頭を下げてから教室に戻っていった。
菅原「Aって、月島いじる時イキイキするよな」
A「そうですね、姉ちゃんとかいずれ言わせたいです」
菅原「お前のそーゆうとこ素直に尊敬するよ」
菅原が苦笑いしながら言う。
A「褒め言葉として受け取りますー」
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作者名：カカシ | 作成日時：2019年11月15日 15時
