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番外編【#5】 ページ13

______


そのあとは、水族館近くのカフェでご飯を食べて、

新しくできたデパートへ向かう。


今日から仲間になったコテツは、

Aのリュックに逆さまに突っ込まれており、

リュックからしっぽ(?)が飛び出ている。


手を差し出すと、何の抵抗もなく手を重ねるA。



A「鉄ちゃん手おっきいねー」

黒尾「まあなー」



Aが自分の指と俺の指を絡めてくる。




___不覚にも、胸が高なった。




デパートでは服を見たり、

気になる雑貨屋を見て回ったりした。






A「なんかデートみたいだね」






なんて、ぽつりと言うもんだから拍子抜けしてしまう。





黒尾「えー…気づくの遅くないですか」




______俺はずっとデートのつもりでしたけど。




そう付け加えると、Aは顔をぽっと赤らめた。



黒尾「そういやお前、予定って何時からなの」

A「なんのことー?」


黒尾「は?」



俺が首を傾げていると、Aはしばらく考えて、

あぁ!と手を叩いた。



A「18時!でも鉄ちゃんも行くんだよ!」

黒尾「え?なに?どこに?」



いいからついてきてー、と手を引かれるがまま

連れてこられたのは、魚料理が美味しいと有名なお店。



A「予約してた黒尾ですー」





しかもコイツ、俺の名前使って予約してやがる。





あまり頭がついていけてなかったが、

運ばれてきた料理を食べて(美味しすぎて言葉出なかった)、


お会計(Aが出すと言って聞かなかった)をすませ、


店を出る。



新幹線までまだ時間あるから、

俺の家で少しゆっくりしようと言う話になって。


Aと手を繋いで、家路につく。


A「鉄ちゃん」


研磨の家を通り過ぎるか、と言うときに、

Aが足をとめた。


黒尾「ん?」

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年11月15日 15時

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