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自室に入って、ベッドに横たわる。

携帯を開くと、黒尾からメールが来ていた。


あれからほぼ毎日、なんだかんだメールがずっと続いている。

話すのはたわいもない内容だけど、それが嬉しかったりする。


返信をしよう、とメールの画面を開く。



と、同時にAの部屋の扉も開いた。



A「ツム?」



侑は寝ぼけているのか、



A「え、ちょっとあっちで寝てよ」

宮侑「や」



Aのベッドに潜り込んできた。



A「いやいや、や、じゃなくて。ねぇ、狭いんだって」

宮侑「うるさいなぁ…こうしたらええやろ」

A「わ、」



侑がAを壁に押しやり、

後ろからぎゅぅっとAを抱きしめた。



A「ちょ、あつ、む…」


しばらく離そうともがいたが、

さすが男子高校生というべきか。全く力が及ばない。


名前を呼ぶと、規則正しく聞こえる呼吸に、

戦意も削がれてしまった。


諦めて、後ろから抱きしめられたまま、

黒尾への返信を打つべく携帯を開く。


宮侑「…黒尾鉄朗」


侑が、ボソッと宛先の名前を読む。


A「え、なに起きてたの」



侑はその問いには答えず、



宮侑「彼氏?」

A「違うよ、幼なじみ。って、あ、ちょっと」


Aから携帯を取り上げた。





宮侑「俺とおるんやから、今じゃなくてええやろ」





抱きしめられている腕に、ぐっと力が入る。







___________不覚にも、ドキッとしたなんて、


そんなこと絶対言えない。

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あづ - クロのセリフで「酸素を回せ」が抜けていると思います。急にすみません。 (2019年12月13日 23時) (レス) id: a7b80352aa (このIDを非表示/違反報告)
みさお - 続編!まってました!!!スガさんすき! (2019年11月10日 11時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年11月10日 11時

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