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それから、いろんな話をした。
A「…でさ、徹くんのとこ謝りに行こうと思って、
休み時間に教室行ったり、家行ったりしたんだけど、
全然いなかったからさー」
苦笑いしながら、当時のことを話すと、
当の及川は目を丸くしていて。
及川「え、俺も休み時間会いに行ったし、
家にも行ったんだけど」
A「え、」
及川「いつもいないから、俺避けられてるんだと思ってた」
なんと、衝撃な事実。
A「なんだ、すれ違ってたんだぁ」
お互い、顔を見合わせて笑った。
及川「てかさ!岩ちゃんも酷いよね!
全然協力してくれないの!」
A「ほんとだよ!いっつも「しらねぇ」って言うんだもん!」
携帯がつながらなかったのは、
及川が風呂場で携帯を水没させて、
アドレスが消えたためらしく、
しかも岩泉がAの連絡先を教えなかったからだとか。
及川「なんで岩ちゃんあんな頑なだったんだろうねー」
A「自分たちでなんとかしろってことだったんじゃない?
はじめくん昔から喧嘩とかそんな感じだったじゃん」
及川「あー、たしかにねー」
それからまた、しばらく話しこんで。
___________あぁ、私今、どんな顔してるだろう。
またこの人と話せる時間が、
このたわいもない話が、
どうしてこんなにも、私を喜ばせるんだろう。
時刻は気づけば、もう23時。
及川「さて、結構長居しちゃったし…そろそろ帰らなきゃなー」
及川が玄関に向かうのを、見送りに立つ。
ちょっと寂しいなぁ、なんて。
A「夜道あぶないから気をつけてね?」
及川「俺、男だよ?」
及川は、笑ってAの頭をぽんと撫でて、
及川「またきていい?」
と聞いた。
A「いつでもまってるよー」
Aも笑って手を振った。
わだかまりが解ける時。
私と徹くんの時間は、
また、ゆっくりと動きだした。
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みーこ(プロフ) - 赤葦オチ希望です!!! (2019年12月2日 12時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
ころな☆ - 宮ツインズ好きなんですけど、出てきますか! (2019年11月13日 9時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 赤葦の話がみたいです!! (2019年11月10日 11時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
薬味 - 続き楽しみにしてますー! (2019年11月7日 1時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)
半紙(プロフ) - 楽しみにしてますぞぉぉおい(`∀´*) あたしツッキー推しぃぃ! (2019年11月6日 18時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年11月6日 17時