21.皆勤 ページ22
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と、言うわけで英くんはC大に進学を決めた。
12月も下旬に突入しているため卒塾の手続きが間に合わず、
英くんは1月も通塾する運びとなった。
受験も終わってるし、高3は学校ないからテスト対策もないし、
結論として1月の授業でやることなくなってめっちゃ暇。
『この前さ、試験でエレファントカーブってのを
説明しろって問題出てきてさ』
「エレファントカーブ？」
『うん、まあ何かのグラフなんだけど…分かんなくて
エレファントカシマシって書いて出したんだけど、』
「そんな大学生いんの」
『教授がエレカシのファンだったみたいで単位くれたの』
「どんな大学だよ」
ケタケタと声をあげて笑う英くん。
っはァァ〜〜……可愛いわァァ〜〜………
君が笑ってくれるなら、
私は大学で犯した黒歴史なんか幾らでも明かすよう君に幸あれ
やることがなくなったけど、
英くんは毎週土曜日ちゃんと来てくれる。
授業料払ってお喋りしにくる…って…
何かキャバクラみたいじゃんね、コレ
態々イケメンが金払って隣で喋りに来るんだぜ、ヤバくね？
「アッ 国見来てんじゃん‼」
丁度ブースの後ろを通りがかった白布くんが、
席に座る英くんを見て声を荒げた。
「チワッス」
「チワッスじゃねぇよお前3週連続休みやがって！」
『え？そんな休んでたの？』
「熱、事故、用事っつって毎回俺の授業来ないんですよ！」
「絶対嘘じゃねぇか‼」と英くんにひとしきり吠えた後、
肩を怒らせて自身の持ち場に戻っていった。
英くんは白布くんの背中に向かって、べっと舌を出した。
『英くん土曜日は皆勤だけどねぇ』
「…嬉しい？」
うっほぉお……何その意味深発言〜……
チョット無理ぃ…おばちゃん無理ぃぃ……っ
『優越感は感じるね』
「ナニソレ」
バクバク胸を打ち付けている心臓を抑えて、
英くんのカルテをパラパラめくりながら言うと、
英くんは、ふは、と笑った。
嗚呼、万歳君に会えてよかった…っ
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塩キャラメルとジュリエット(プロフ) - か、可愛すぎました！！私の理想の国見くんナンバーワンです！おやすみにゃーの発想は天才かと思いました！！あと、私事ですが私もバイトで塾講師をやってましてなんと形態が全く同じなのでさらに夢が膨らみキュンキュンでした！塾講師大変ですが頑張れそうです^^* (2020年12月12日 13時) (
レス) id: 9f7522e1d4 (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - 晴さん» コメントありがとうございます！そんなそんな文才など、、！そんなこと言っていただけて嬉しいです〜ありがとうございます！ (2020年4月1日 19時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
晴 - コメント失礼します！○┐とっても私得な作品……じゃなくて笑、えっと、とても面白いです!!笑、読みやすいし、ストーリーも良すぎて…！文才わけてほしいてす…、完結しているようなので今すぐ続編いってきます！お疲れさまです！ (2020年4月1日 17時) (レス) id: a3a52d617c (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - アイクルトさん» コメントありがとうございます！鬼滅も好きで我慢なりませんでした（笑）じゃあ私はしのぶさんになります（笑） (2020年4月1日 2時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
アイクルト - まだ読み途中だけど国見ちゃんが可愛すぎる！！辛い！！！（）あと、いきなり鬼○の刃ネタ来て吹き出しました。今なら甘○寺さんになれる（何言ってんだ私）。 (2020年3月31日 21時) (レス) id: ef72670758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カカシ | 作成日時：2020年3月17日 17時
