【及川徹】これを愛と呼ぶなら。#9

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A「フンヌフーン♪」



お風呂に入ってくる、とその場を切り上げて。


体を洗って、湯船に浸かると、

最近買った乳白色の入浴剤が体を包む。





あぁ、思い出したらにやけてしまいそう。





まさかアルゼンチンから、

わざわざやってきてくれるなんて思わなかった。


　

悩んでいた自分がちっぽけに思えてしまうほど、

徹くんがくれた愛は大きいみたい。




A「えへへ…」




お湯に口元を沈めながら、ニヤニヤを抑えきれずにいると、

途端、風呂場のドアがガラッと開いて。


　



及川「なーに笑ってんのさ」






ニヤリと笑った徹くんが立っていた。

しかも、全裸で腰にタオル一枚、という出で立ちで。





______…開いた口が塞がらない、とはこのことか






まだ見たことのない彼のソノ姿。




私の頭は真っ白に、



そして、



顔は真っ赤に染まった。




A「なにしてんの⁉馬鹿なの⁉」




顔を背けて隠すも、上がっていく心臓が抑えられない。

ちらりと見えた腹筋は、うっとりしそうな筋が入っていて。



徹くんは「つめてー」と言って、

一緒に湯船に入ってきた。





そして、後ろから、







A「はぁっ⁉」








そ、と抱きしめられて。

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