【再び】 ページ1
A「どーして君たちは、」
玄関先にいる、長身の男2人を見て、
私の口はあんぐりとあいた。
A「連絡の一つもしないかなー」
こっちの気も知れず、ニッコニコと笑う侑と治。
宮侑「まーそんな固いこと言うなって」
A「ねぇ、状況分かる?私熱出てんだけど」
宮侑「元気やん」
時刻は午後20時。
今日は早めに寝ようと準備していた時に、
突如鳴ったインターホン。
少々苛立ちながら出てみると、あの宮ンズがいて。
どうも、青葉城西・白鳥沢と練習試合を組んだらしく、
その都合で宮城に来ているのだとか。
で、泊まっている拠点が、家のすぐ近くだから寄ったんだと。
宮侑「とりあえず邪魔すんでー」
A「邪魔すんねやったら帰ってー!!」
宮治「はいよー…って、なんでやねーん!」
A「新喜劇じゃねぇよ本気だよコレ!」
制止する私を押しのけて、家に上がり込む2人。
治が冷蔵庫を開けて「うわ!何これスッゲ!」と、
おそらく、敷き詰められたプリンとゼリーに
興奮したのであろう声が聞こえたが、
今回はむしろ持って帰って欲しいくらいなので放っておく。
ソファに座ってプリンを食べる双子を見て、
同時に思い出すのは稲荷崎の主将。
A「ねぇ、こんなとこ来てて怒られないの」
多分、ちゃんとした、しっかりした人なんだろうなって
前あった時にすごく思ったのを覚えてる。
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月12日 1時