【ズルさ攻防戦】 ページ5
_________
菅原「…え」
A「って、言う感じなんですケド…」
今しがた、Aから聞いた事実に、
少し頭が混乱した。
あまりにもすごい勢いで走ってきて、
何か考え込んでいるようにも見えたから
Aの最寄り駅でファミレスに寄って、
問いただしたところ。
黒尾に告白されたこと。
Aも、黒尾が好きなこと。
なのに、"私も好き"って、何故か言えなかったこと。
菅原「…それは、Aが黒尾のこと、
恋愛として好きじゃないから…とかじゃなくて?」
_________…半分は、そうあってほしいと思う願望。
自身の目の前に置かれたハンバーグを細かく切りながら、
Aが口を開くのを待った。
A「…そんなことは、ない…と思うんですけど…」
その一言が、全てだった。
ガツン、と頭を殴られた様な衝撃があって。
____…あぁ、この子の心は、絶対俺の方には来ないんだな
って、分かってしまった。
心臓がどくんどくん、と大きく波打って、
ぎゅうっと締め付けてきて、苦しい。
ナイフを握る手に、力が入った。
A「スガさん?」
菅原「…俺ちょっとトイレ行ってくるなー」
A「いってらっしゃーい」
Aに背を向けて、トイレに駆け込んだ。
途端、頬に温かい滴が伝うのが分かって。
菅原「_________…クソ…」
溢れた涙を隠すように、顔を洗った。
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カカシ(プロフ) - marindさん» marindさん、コメントありがとうございます(*´˘`*)黒尾編もう少し続きますので、是非お付き合いください(*´˘`*) (2020年1月2日 0時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
marind - 黒尾さんやばい!めっちゃカッコいいいいい!!! (2020年1月1日 18時) (レス) id: e8598985e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時