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国見「あぁ、はい。」
花巻「実はアレ、デートじゃなかったんだよなー?及川」
及川「マッキーほんと黙って…」
机に突っ伏し、国見ちゃんたちから顔を背けた。
金田一と国見ちゃんの感嘆の声が聞こえ、
マッキーと松つんの笑い声も混ざって聞こえた。
国見ちゃんが、Aのことを好きなのは知ってる。
だから、デートだってめちゃくちゃ自慢してやったのに、
実際は撮影の代役なんて格好つかないでしょ。
金田一「でも、モデルの代役ってやっぱすげーっすよ!」
及川「ありがとう、金田一。
でも今その優しさはむしろ傷を抉るよ」
褒めてくれる金田一の横で、
まじまじと雑誌を見続けている国見ちゃんに目をやると、
国見「…かわいい」
と、小さな声でぽつりと言った。
次第にその眉間にシワがよって、
"あ、今嫉妬したな"って、すぐわかった。
ただ、国見ちゃんからAのこと好きって、
ちゃんと聞いたことないんだよなぁ。
烏野の爽やかくんとAが
手繋いでる写真送ってきたりするし。
国見ちゃん、結構顔に出るから分かりやすいと
思ってたんだけど、
Aに関しては
何考えてるか、さっぱり、って言うか。
岩泉「なんだよ」
喋らない俺を不審に思ってか、
岩ちゃんが聞いてくる。
及川「いや?別にー…」
岩泉「…キメェ」
及川「なんでさ⁉」
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時