【及川徹】これを愛と呼ぶなら。#8 (ページ11)

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【過去のキス】ページ11

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春高は、烏野にフルセット負けで、

俺たち3年は引退。

今はたまに後輩の練習に顔を覗かせる程度だ。

ある昼休み。

事件は起こった。

花巻「うはははは！お前っ、マジか！」

及川「うるさいなーもう！」

岩ちゃんとマッキーと松つんの4人で、

机を囲っていると、

クラスの女子が雑誌を一冊持ってきたのだ。

『ねぇ！これ及川でしょ！』

と、開かれたページには、

Aにケーキを食べさせている俺がデカデカと映っている。

この一連のせいで、あの日、

実はデートでは無かったことがバレてしまった。

______…隠してたのに、クッソ…！

松川「いやー、やっぱAちゃん可愛いわ」

花巻「俺このAちゃん推し」

岩泉「俺これ」

及川「チョット⁉お前ら俺のこと見えてる⁉」

雑誌を指差してページをパラパラとめくる3人を一喝すると、

金田一「あっ！チワッス！」

国見「あ、チース」

最悪のタイミングで、

廊下を国見ちゃんと金田一が通りがかった。

案の定、

金田一「何やってんすか？」

と聞いてくる金田一。

花巻「お前らさ、前に及川がAとデートするんだ～って

　めっっちゃくちゃウザく自慢してきたの覚えてる？」

及川「ちょっとマッキー！言い方あるでしょ！」