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松川「だってお前さ、最長付き合ったの1ヶ月だっけ？」
帰り道にラーメンを食いながら、
まっつんが言った。
及川「ぐぬ…そうだけど…」
花巻「どうせアレだろ、顔で寄ってきて、
性格知って幻滅してサヨナラのパターンだろ」
岩泉「うんこ野郎だな」
マッキーも加勢して、岩ちゃんには悪口を吐かれる。
及川「岩ちゃん！食事中にお下品！」
_________…なんか、今日は散々だな。
花巻「でも万が一よ、Aちゃんが及川のこと好きなら、
それは性格で選んだってことだよな」
松川「ないわー」
マッキーの箸からラーメンの汁が飛んできて、
まっつんは「やべ」と言いつつ、
俺のラーメンに一味をぶちまけた。
岩泉「…後でA病院連れてっとくわ」
及川「どっからツッコンでいいのか分からないけど、
とりあえず全員俺に謝ろうか！」
店でぎゃーぎゃー喚いていると、
ズボンのポケットで携帯が震えて。
及川「！」
画面に表示されるは、
待ち望んだ〈椎名A〉の文字。
及川「あっ、ちょっ、わ」
慌てて店から飛び出して、
通話ボタンを押した。
_________
松川「おー、Aちゃんですかねぇ？」
花巻「お待ちかねのAちゃんですかねぇ？」
及川がめちゃくちゃ動揺して、店から出て行った。
誰から電話が来たのかなんてすぐ分かる。
花巻「…でも、なんか安心したわー」
岩泉「あ？なにが」
花巻がスープをすすって、
一息ついてから言った。
花巻「あんなモテる奴でも、赤面したりするんだなーってよ」
岩泉「…Aは、及川の初恋の相手だからな」
と言うと、目の前に座る２人が目を丸くしていた。
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作者名：カカシ | 作成日時：2019年12月11日 13時
