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俺の家からAの家までは徒歩10分程度の距離。
飛び出そうな心臓を押さえつけて、
玄関のチャイムを押した。
A「あっ」
Aが、マスクと冷えピタをした状態で
玄関先に出てきた。
電話での声とは正反対に、
明るい声で「あがってー」と言われて、
リビングに通される。
及川「チョットなにこれ」
リビングのテーブルの上には、
プリンとゼリーのゴミが3個ずつ散らばっていた。
A「あっ、ゴメン」
Aは散らばったプリンとゼリーのゴミを片し、
俺にソファに座るよう促した。
このゼリーは俺があげたやつだけど、
プリンは…_________
及川「…誰か来てたの?」
A「え?来てないよ?」
及川「…なんで嘘つくの」
Aは、何?と訝しげに言って、
俺の隣に座った。
及川「じゃああのプリンは誰からもらったの?」
A「国見ちゃん」
…ほら。
俺のその顔に気づいたのか、
Aは慌てて「これ食べたのは私だよ⁉」と言った。
そもそも、国見ちゃんに電話してるの聞いて、
Aが風邪ひいてること知ったんだから。
…絶対、変な気は起こさないって決めてたけど。
国見ちゃんの方が先なんだって思うと、
ちょーっと、対抗心出ちゃうよねー…。
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時