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お付き合いする前に、
ちゃんと、今告白してくれている人、
断らなきゃと思ったんだけど。
春高終わるまで、待ったほうがいいかな。
変に心乱させちゃうかな。
なーんて。
余計なことを考えていたら、
あっという間に予選が終わって今に至る。
…ということを、ありのまま須藤に電話で告げると
須藤「待たせてるんだから、さっさと身辺整理しなさい」
とこっぴどく叱られた。
_________
叱られて数日経って、
及川と国見に断りの電話を入れた。
2人とも、すごく切ない声で「わかった」と頷いた。
_________…すごく、すごく胸が痛くなった。
_________
また、数日経って、
A「…うん…じゃあ、またね…」
黒尾〈おー、またな〉
通話を切って、
携帯に表示された、〈黒尾鉄朗〉の文字を見つめる。
大きくため息をついて、伸びをした。
A「…お…いてて…」
どうやらよほど緊張していたらしい。
肩がポキポキと音を鳴らす。
______…ありがとな、ちゃんとフッてくれて
黒尾の声が、頭の中にこだまする。
今までそんなに興味がなかったから、
淡々と口に出来ていた「ごめんなさい」が、
昔年の幼馴染みが相手となると、
こうも言いづらくなるものなのか。
…残すはあと赤葦だけ。
A「…つかれた…」
黒尾に断りを入れるのに、
自分でも驚くほどの神経を使っていたらしい。
A「また今度でいっか…」
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カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさんいつもコメントありがとうございます!菅原さんももう少し続きますのでお付き合いください(*´˘`*) (2020年1月1日 12時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - カカシさぁあああん....!菅原ver素敵すぎて本当にありがとうございますうう...!!! (2019年12月31日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時