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菅原「え、まって俺さ…東京行く…」
A「し、知ってます!」
それでも言葉を絞り出せば、
また予想外の言葉を返してくるA。
菅原「え、だ、だから!あんまり会えなくなるし…
Aの体のことだってあるし…!」
A「わ、わわ分かってるんですけど!でも、!」
Aがもう一度深呼吸して、
彼女の明るく茶色い瞳が、俺の目をまっすぐ見据えた。
A「…私は、スガさんが好きです。」
菅原「!」
A「ずっと好きでした。ずっと見てました。
スガさんが東京行っても、私はずっと好きです」
彼女の瞳に、涙が溜まっていくのがわかる。
俺の心臓も、煩くて飛び出そうなほど鳴っている。
A「あ、えと、だから…その、
離れても一緒にいたいな…って…なったら結婚かなって…」
菅原「話飛びすぎかよ、」
思わず笑いがこみ上げて、
赤くなった顔を見られないようにAを抱き寄せた。
菅原「うん、だから…いろいろ寂しい思いもさせちゃうけど…」
Aのサラサラした髪を撫でると、
くすぐったかったのか首をすくめた。
菅原「でも、俺が絶対幸せにするから、
俺と付き合ってください…って言うつもりだったんだよ」
A「え」
Aが慌てふためいて、
A「う〜〜…」
ぽふん、と俺の肩に顔を埋めた。
______…あぁ、愛おしくて仕方ない
菅原「…A、コレ貰ってくれる?」
A「?」
ポケットから取り出したそれを、
Aの手の上に置いた。
A「!これ…」
菅原「…約束、したべ?」
あの日約束した、第2ボタン。
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カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさんいつもコメントありがとうございます!菅原さんももう少し続きますのでお付き合いください(*´˘`*) (2020年1月1日 12時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - カカシさぁあああん....!菅原ver素敵すぎて本当にありがとうございますうう...!!! (2019年12月31日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時