【第2ボタン】 ページ22
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式が終わって、クラス写真とかも終わって、
3年4人で、卒部式の会場になっている2年3組に向かう。
「ご卒業、おめでとうございまーす!!!」
澤村「ぅおっ!」
東峰「スゲー笑」
教室に入ると同時に鳴らされたクラッカー。
溢れかえる紙吹雪に加え、
教室には風船がいっぱい敷き詰められている。
田中「あー!!!!!」
縁下「うるさっ!なんだよ⁉」
田中が俺を指差して叫んで、
一気に視線が集まった。
田中「スガさん!だ、だだだ第2ボタ…!!!」
西谷「アッほんとだ!!!男のロマンじゃないっすか!!!」
相手誰っすか!!!と皆が騒ぎ立てる中、
俺はスッとポケットに入れたボタンを取り出した。
田中「あれ?ある…」
菅原「渡してないよ、渡す約束した子がいんの!」
そういうと、事情を知っているメンバーは
ニヤニヤとして俺を見ている。
菅原「なんだよお前らその顔ー!」
縁下「ま、まあまあ、じゃあ卒部式始めましょうか!」
縁下が仕切りなおして、ごまかしてくれた。
菅原「あれっ?」
教室を見渡すけれど、Aの姿が見えない。
澤村「Aは?」
縁下「あ、そういやさっき誰か先輩に呼ばれて…」
菅原「!」
______…誰だよ、そいつ
胸がなんとなくざわざわして、
菅原「…俺、ちょっと探してくるなー!先始めといて!」
教室から飛び出した。
影山「菅原さん!おっ、俺行きますよ⁉」
菅原「いいからいいから!」
主役の3年がいないと、
って引き止めてくれた、影山の静止を振り切って。
…俺はさ、Aがいないと始まらないんだ。
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カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさんいつもコメントありがとうございます!菅原さんももう少し続きますのでお付き合いください(*´˘`*) (2020年1月1日 12時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - カカシさぁあああん....!菅原ver素敵すぎて本当にありがとうございますうう...!!! (2019年12月31日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時