【菅原孝支】これを愛と呼ぶなら。#8

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菅原「おー、やってんなー」

東峰「何やってんの？」


縁下「「！」」
A



スガさんと旭さんが、爆笑しながら合流して。


恥ずかしくなって、

ようやく掴み合っていた私と力も離れた。



…スガさんの顔が見れなくて、

ふい、と目を逸らしてしまった。




菅原「…っ」



結局大地さんに、


リボンはジャンケンしなさい、


と怒られて、見事勝利を収めた。



A「やったぁぁぁぁぁ！！」

菅原「試合に勝ったとき並みの喜び方」



大地さんの胸元にリボンをつけると、


大地さんはありがとう、と笑って、

また私の頭を撫でた。




縁下「スガさんは、Aがつけてやんな」




力がひそ、と私に耳打ちして、

すぐに旭さんに向き直った。



縁下「卒業、おめでとうございます」

東峰「おー、ありがと」



菅原「…お、じゃあ俺はAかなー？」

A「え、」



スガさんが、笑って私の前に立つ。

比例して、顔に熱が集まるのを感じた。



A「…ぁ、そ、卒業、おめでとうございます！」



リボンを胸元につける、自分の手が震えていた。



菅原「…ありがと、」



スガさんが、笑って私の頭を撫でた。

そして、私の左手を掴んで引き寄せ、





菅原「…あとで、話できる？」





耳元でそう言うから。





A「…ぅん」





赤くなってるであろう顔で、ただ頷いた。

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