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と、言ったはいいものの。
A「うー…」
縁下「式まだなのに泣きすぎだろ」
ほんっっっっとに時間なくて、
あっという間に迎えてしまった、
3月1日。
京くんは、がんばれ、って最後の最後まで優しかった。
私と力は卒業式の臨時委員会に入らされて、
(先生と目が合ったってだけ、ひどくない?)
来たる卒業生の胸元にリボンをつける役割。
まだ集合時間じゃないため、
こんな早くから来る卒業生の数は少ない。
澤村「あっA!縁下!」
声のする方に勢いよく振り向くと、
大地さんが門をくぐってきて、私たちに声をかけた。
A「大地さぁぁぁん!」
縁下「大地さん、卒業おめでとうございます!」
大地さんは、おいおい泣く私の頭を撫でて笑った。
澤村「ありがと、お前らここの係だったのかー」
縁下「先生と目合っただけなんすけどね」
大地さんの学ラン姿見れるのもこれが最後かぁ…
なんて、笑っている2人を見て考えていると、
力がリボンを手に取ったのが見えて。
A「あっ待って待って、力だめ!
大地さんには私がリボンつけるの!」
縁下「ハァ⁉お前女子の先輩担当だろ!」
そう、女子は女子の先輩に、
男子は男子の先輩にリボンをつけていくのが決まり。
A「いいじゃん卒部会もあるでしょ!お願い!」
縁下「じゃあ、お前清水先輩譲れよ!」
A「だめに決まってんじゃん!何言ってんのさ!」
なんでだよ俺だろ!、私でしょ!の
押し合い問答がしばらく続き、
澤村「お前らなー…」
大地さんは、
このやり取り見んのもこれで最後か、と少し涙ぐんで、
呆れたように笑った。
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カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさんいつもコメントありがとうございます!菅原さんももう少し続きますのでお付き合いください(*´˘`*) (2020年1月1日 12時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - カカシさぁあああん....!菅原ver素敵すぎて本当にありがとうございますうう...!!! (2019年12月31日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時