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A「うん…ごめん…」
赤葦〈いいよ、言ってくれてありがとう〉
部活が終わって、お風呂に入って、
ご飯を食べてベッドに寝そべる。
時計の針は午後10時。
唯一まだ言っていなかった、赤葦に断りの電話を入れたのだ。
赤葦〈じゃあ菅原さんと付き合うの?〉
京くんの何気ない疑問に、
心臓がぐっと締め付けられる思いがした。
A「そ、の…つもり…だったんだけど…」
赤葦〈…なにかあった?〉
目の奥がじんわり熱くなってきて、
喉に何か詰まったようで言葉がうまく出なくなる。
京くんは、ゆっくりでいいから話して、と
待ってくれていた。
だから、話した。
"候補"取り消して、って言われたこと。
でも、端的に言えば、
これは私がフラれたという事実であって。
だんだん恥ずかしくなって、
やりきれなくなって無理やり笑って見せた。
A「な、なんかね、鉄ちゃんがさ、私と付き合ってるって
学校で言いふらしてるらしくって!
いっそその嘘、ホントにしちゃおうかなーなんて…」
赤葦〈…無理に笑わなくて、いいよ〉
A「…ぅ、」
京くんの、優しくて冷たい声が胸に染みた。
赤葦〈それと、黒尾さんにも失礼だから、
そんなテンションで付き合わない方がいい〉
A「律儀かっ!ジョーダンだよ!」
______…半分…くらいは
赤葦〈Aは、その理由聞こうと努力した?
菅原さんと向き合った?〉
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カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさんいつもコメントありがとうございます!菅原さんももう少し続きますのでお付き合いください(*´˘`*) (2020年1月1日 12時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - カカシさぁあああん....!菅原ver素敵すぎて本当にありがとうございますうう...!!! (2019年12月31日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時