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______
澤村「前にさ、」
大地が、空を見上げて聞いた。
澤村「インターハイ終わって、部活続けるか悩んだ時に、
お前、なんて言ったか覚えてる?」
菅原「出てけって言われたらその時考える、?」
俺がそう答えると、ちげーよ、って言って笑った。
澤村「こんな時くらい自分の気持ち抑えんなって言ったんだよ」
______…あぁ、そっち。
けど、部活と恋愛じゃ、やっぱりソレは…
澤村「スガはさ、例えば…あー…」
大地が白い息を空に吐き出して続けた。
澤村「黒尾とかに、Aとられていいの?」
どくん、と心臓が締め付けられる。
黒尾の隣で、笑うAか。
抱きついたりキスしたり?
あんなことやこんなことまでしちゃったり?
______…あぁ、
菅原「…いやだよ、いやだけどっ、!」
______…Aのことを想うと、
______…それが1番いいに決まってる
澤村「…何があっても俺が幸せにしてやる!くらい構えとけよ」
頭を抱えてかき乱す俺の腕を、
大地が力一杯殴った。
菅原「いってぇ!」
澤村「男だろ」
菅原「!」
大地が、そろそろミーティングだぞ、と立ち上がった。
そして、清々しい笑顔で、
澤村「俺は、黒尾よりスガとくっついて欲しい」
なんて言うから、
菅原「父親かよ」
俺もつられて笑ってしまった。
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カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさんいつもコメントありがとうございます!菅原さんももう少し続きますのでお付き合いください(*´˘`*) (2020年1月1日 12時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - カカシさぁあああん....!菅原ver素敵すぎて本当にありがとうございますうう...!!! (2019年12月31日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時