【葛藤】 ページ12
______
Aが、パタパタと駆けて行く後ろ姿を、
気の抜けたように見ていた。
菅原「ハァ〜〜〜ッ…」
へなへなと、ベランダの柵に寄りかかって座り込む。
菅原「……泣いてたなぁ…」
______…何やってんだ、俺。
______…好きだよ、今だってずっと。
でもな、俺、
東京の大学行くって決めたんだよ。
遠距離になっちゃうし、
Aの身体のことも心配だし、そばにいてやりたいけど
すぐに会いにいける距離じゃなくなってしまう。
だから、もう"候補"は取り消そうって思った。
自分が幸せに出来たらそれが1番だけど、
Aの性格や身体のことを考えると、
近くで見てあげた方が絶対にAにとって良い。
Aの泣いた顔を見て、吐きそうなくらい胸が痛かった。
澤村「…ハッキリ言わないのは優しさじゃないぞ」
菅原「…見てたのかよ…」
大地が俺の横に来て座った。
澤村「Aは、東京に行くって言っても
ちゃんと聞いてくれると思うけど?」
菅原「それは分かってるけど…。」
今世紀1番ってくらい、デカいため息をついた。
菅原「でも、A身体弱いだろ…近くで見てられる奴の方が、
Aにとっても幸せだと思ってさー…」
澤村「…お前、めんどくさいな」
菅原「はぅあ⁉」
169人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさんいつもコメントありがとうございます!菅原さんももう少し続きますのでお付き合いください(*´˘`*) (2020年1月1日 12時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - カカシさぁあああん....!菅原ver素敵すぎて本当にありがとうございますうう...!!! (2019年12月31日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時