t e n ページ10
｢今すぐ行く｣
って、とんできたくれたジヨンの車に乗って
ジヨンの家に帰ってきた。
涙で顔がぐちゃぐちゃな上に
真っ青な顔したわたしを
ジヨンとの約束をすっぽかしたわたしを
責めることもなく
何も聞いてこないジヨン。
｢おふろ、はいっといで。｣
わたしの乱れた服を見てのことなのか。
バスタオルを渡してくれた手は震えてる気がした。
『ジヨン。
話、してもいい？』
お風呂からあがったらジヨンがソファに座ってたから
横に腰掛けた。
｢出てく、とか
そういう話なら聞かないよ。｣
ジヨンはいつもの笑顔じゃなくて
余裕のなさそうな悲しげな顔。
『さよならする。
ヨンベと。
もう二度と会わない。
でも、わたし、ヨンベのこと忘れられないと思う。
それでも、ジヨンはいいの？』
ジヨンの目がキラキラするのがわかった。
かわいいな、って思った。
かと思ったら急に真顔。
｢俺はどんなAでもすきだよ。
ヨンベのこと忘れなくていいよ。
俺が上書きさせるから。｣
初めて、ジヨンの気持ちに答えたくなった。
｢絶対俺に夢中にさせるから。
覚悟してて。｣
ふわって笑うジヨンをたまらなく愛しく思える日が
いつかきてほしいと心から思った。
それからは目まぐるしい。
職場までヨンベが来そうだったから
仕事を変えた。
ジヨンの家をヨンベは知ってるから
ジヨンと引越しをした。
ジヨンはヨンベと頻繁に会ってる。
それは当たり前だし
仕方ないことだからなにも思わないけど
たまにジヨンからヨンベの香水の匂いがすると
きゅって心臓が苦しくなるくらい。
そんな毎日を送って
あれから数ヶ月。
ジヨンとの新しい世界に浮かれていた、
なんてとんだ言い訳。
自分で選んであの日、翌日病院に行かなかったの。
大丈夫でしょって気持ちが8割
もしできていたらやっぱりヨンベとって気持ちが2割
ジヨンがデート誘ってくれて食事してたら
突然吐き気がしたの。
最近ずっとだるさもある。
心配そうなジヨンに大丈夫って
笑顔を見せたけど
嫌な汗が溢れた。
最後に生理きたの、いつ？
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homie.(プロフ) - あや1104さん» コメントありがとうございます。少しづつですが更新がんばりますので最後までお付き合い頂けたら幸いです。 (2018年6月17日 2時) (
レス) id: f34b59ce72 (このIDを非表示/違反報告)
あや1104(プロフ) - はじめまして。せつないですね。続きがとっても気になります。 (2018年6月7日 13時) (レス) id: 4653acb7ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：homie.
| 作成日時：2018年4月23日 10時
