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満面の笑みで
それはもうとっても幸せそうに
プロポーズした
って報告してきた君を
いっそこのまま殺してわたしだけのにしようかと
本気で思ったの。
『おめでと。』
でも
一応は。
理性のある大人だから
みんながかけるであろう言葉をかけて
大きく伸びをしたついでにあくび。
だって
瞬きをしたら涙がこぼれそうだったから。
｢Aのいっちばんの理解者である俺の結婚に
そんな反応？！さみしいんですけどー。｣
『はいはい。(笑)
じゃあ仕事戻るから
またね、ヨンベ。』
これ以上は我慢できない。
カップに残ってるコーヒーを流し込んで
ヨンベに手を振った。
カフェをすぐに曲がった路地裏。
『いちばんの理解者ってうそばっか。』
膝から落ちて心臓が抉れそうに苦しいのに
息もうまく吸えなくて
ただ涙がぽろぽろ溢れ出てくる。
すきだったの。
だいすきだった。
ヨンベが彼女と出会うずっとずっと前から。
練習生になったときも
BIGBANGになったときも
…今日のことも
いつもヨンベはわたしを置いていってしまう。
｢Aは俺が守るから！｣
ことある事におまじないみたいに
ヨンベがくれた言葉。
言ってくれなくなったのは
いつから ？
守ってくれなくなるなら
そんな言葉いらなかった。
守ってくれなくてもいいから
ただそばにいたかった。
｢こんなことだろうと思った。｣
コンクリートをぼやける視界で見てたから
気付かなかった。
胸が苦しすぎて荒い自分の息で
気付かなかった。
｢ヒーロー登場。｣
綺麗な歯茎を見せて
幼く笑うのは
ヨンベのもうひとりの親友。
『じ、よん…。』
いま、このタイミングで
ジヨンが目の前にいるなんて
収まること知らない涙が調子乗る。
｢おめでとって
言えた？｣
細くてゴツゴツしてて
綺麗なのに男らしい指が
ほっぺから涙をすくった。
頷くことしかできなかったけど
｢えらい。えらいえらい。｣
ジヨンに引き寄せられて
ジヨンの高価なシャツを汚すことは
珍しくないけど
ここまで泣くのは初めてだと思う。
ヨンベの前で強くあろうと頑張り出したのは
いつから？
ジヨンの前では弱くなってしまうのは
いつから？
ジヨンは
わたしの安定剤。
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homie.(プロフ) - あや1104さん» コメントありがとうございます。少しづつですが更新がんばりますので最後までお付き合い頂けたら幸いです。 (2018年6月17日 2時) (
レス) id: f34b59ce72 (このIDを非表示/違反報告)
あや1104(プロフ) - はじめまして。せつないですね。続きがとっても気になります。 (2018年6月7日 13時) (レス) id: 4653acb7ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：homie.
| 作成日時：2018年4月23日 10時
