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日曜日 JIRO ページ42
「ねぇもうすぐお昼だよ」
Aの声で目が覚める
もう少し寝たい気もするけどきっとお前に怒られるな
「もー！ご飯食べるから早く起きて！」
ほらな、なんて起き上がりながらいえば、Aは何が？なんて不思議そうに首を傾げた
最近の幸せといえばうまいものを食べる事で
確か前はもっと大それた事を語ってたはずなのにな
昼飯を食べ終わってソファに座ると
鼻歌を歌いながらAが洗濯物をぱたぱた伸ばしているのが見えて
あ、Jetじゃん
何度もギターの練習をした曲
いつの間にか俺も口ずさんでいて
その時なんとなくわかった気がした
「アメリカに行こうと思ってて」
「また急だね」
「まあな」
「待ってろって話？それとも別れたいって話？」
「待ってろの方」
「それだったら言わなくても待ってるよ」
あの日ばかだなあ、ってAが笑ってくれたあの時
きっとあの時に変わったんだ
こんな毎日を願う俺に
たとえアイドルと付き合えなくたって
外車に乗れなくたって
お前がここにいるなら幸せなのかもしんないな
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作者名：うた | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/deepblue
作成日時：2018年2月23日 12時
