142話 ページ9
貴｢俺は無理です。
勝手な事言ってすみません。｣
頭を下げ、食事を運ぶワゴンカートを押しながら部屋を出た
絶対セバスチャン怒ってるだろうなぁ
会いたくないし、早めに厨房にもど……
早歩きでワゴンカートを押していたのだが、目の前にすらっと伸びたいつも見ている足が見えた
貴｢っ…！？｣
セバスチャン｢おやおや、しっかりと前を見て歩かないと危ないでしょう。｣
貴｢す、すみません…｣
セバスチャンの顔も見れず、歩きだそうとした
セバスチャン｢待ちなさい。｣
ワゴンカートを止められ、カツカツと足音が近づいてくる
セバスチャン｢Aが断ることは分かっていましたよ。｣
貴｢え？｣
顔を上げれば鼻が触れる距離だった
貴｢ッ？！
ち、ちかっ…｣
驚いて後ずさろうとしたが、セバスチャンが腰を抱き寄せていた
貴｢は、離せよ！
なんで………何で怒ってるんだよ｣
セバスチャン｢わからないのです？｣
貴｢わからなっ…！｣
腰を優しく撫で、耳に吐息がかかるように話す
こんな所でやめてほしい
胸を押しても、びくともせず
気づいたら、背中に壁が
貴｢そもそも……
そもそもセバスチャンだって！｣
セバスチャン｢私が何か？｣
貴｢何でもない…｣
今俺なんて言おうとした？
俺……
セバスチャン｢A｣
貴｢こんな時に……こんな時にだめだ…｣
そう今はシエルが不安定な状態で、目が見えないんだ
こんなことをしている場合じゃ…
セバスチャン｢また、坊ちゃんのことですか？｣
貴｢は？｣
セバスチャン｢貴方はいつも坊ちゃんのことばかりですね。｣
貴｢？？｣
俺は意味がわからず、セバスチャンの顔を見た
貴｢嫉妬…？｣
普通の人間なら、これをそう呼ぶだろうが
相手は悪魔だ
恋をしないなら、嫉妬など…
セバスチャン｢嫉妬…ですか。
そうかもしれませんね。
いくら坊ちゃんでも、貴方の心を支配しているのはとても不愉快です。｣
貴｢でも悪魔って嫉妬なんか…｣
俺の頬を撫で、目を赤く光らせた
セバスチャン｢体と心も、、
心も私のものにしたいのですよ。｣
クスリと笑ってそう言った
貴｢心もって……
え、魂頂くってこと？
そんなん絶対嫌だから。｣
俺は手を振り払った
セバスチャン｢はぁ…
違いますよ。｣
貴｢は？
だって、心もって…
魂だろ？
悪魔って魂食べるんだろ？｣
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愛翔(プロフ) - ロゼさん» セバスチャンいいですよねー！かっこよすぎる！！でも、できるだけ2人絡み頑張りたいですねw (2018年3月29日 21時) (
レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 愛翔さん» 自分的にはシエルもセバスチャンも美味しいんですが、やっぱりセバスチャンですねぇ(＾▽＾) (2018年3月29日 21時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ロゼさん» コメありがとうございます！！誰との絡みがお好きですか？ (2018年3月29日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 夢主のイチャイチャ大好きです (2018年3月29日 20時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» ありがとう！！シエルのデレは本当にやばいよね！！！ありがとう、頑張る！！！ (2018年2月25日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛翔 | 作成日時：2018年2月25日 20時
