140話 ページ7
俺達は一旦部屋を出た
メイリンは泣いていた
メイリン｢ぼっ坊ちゃんのっ…目がァ…ううう｣
バルド｢あ"〜も〜！！
いつまでも泣くな、縁起でもねェ！
治るかもしんねーだろが！｣
貴｢そうだよ。
きっと…シエルは大丈夫だ…｣
俺はメイリンの背中を摩り、自分に言い聞かせるように呟いた
スネーク｢しかしあの状態では、看病すらできませんよ。
…って、キーツが言ってる。｣
バルド｢ああ、俺らどころかセバスチャンまで拒絶するなんて
坊ちゃんは一体どーしちまったんだ？｣
貴｢………｣
俺はセバスチャンの方を見た
セバスチャンは何かを必死に考えていた
タナカ｢どうするのです？
セバスチャン｣
セバスチャン｢坊ちゃんが”触れるな”と命ぜられるなら、私が彼に触れる事は許されません。
とにかく、サリヴァン様がご起床なさるのを待って相談してみましょう。｣
懐中時計を見てそう言った
セバスチャン｢皆さんも少し休んで下さい。｣
メイリン｢セバスチャンさんは…｣
セバスチャン｢私は少々やる事がありますので｣
どこかへ歩いていくセバスチャンを追った
貴｢セバスチャン、俺も行くよ｣
セバスチャン｢貴方も休んでいていいのですよ。｣
貴｢大丈夫たよ。｣
そう言って付いて行くと、森へと着いた
貴｢何か気になることでも？｣
セバスチャン｢それはたくさんと。
あのおかしな瘴気が消えている。｣
貴｢んー…その瘴気ってやつが今回関係してると？｣
セバスチャン｢ええ、おそらく。
悪魔(わたし)が魔物の瘴気に当てられるなどありえない。
だとすると………｣
セバスチャンは手袋を外して、手を見た
貴｢そういえば、俺はなんともなかったな。｣
セバスチャン｢嗚呼…｣
貴｢？｣
俺を見たあと、木へと視線を移して枝をパキっと折った
匂いを嗅いで
セバスチャン｢…ふむ。
ともかく―――
坊ちゃんが回復されるまで狼の谷に滞在させて頂いた方が良さそうです。｣
その枝を胸へとしまい
セバスチャン｢やれやれ
今回は相性が悪そうですね。｣
そう言った
貴｢？？｣
付いてきたものの、理解できません
セバスチャン｢坊ちゃんのこともですが…
ひとまず、貴方に何もなくてよかったです。｣
くるりと振り返り、キスをした
貴｢！？｣
セバスチャン｢さあ、戻りますよ。｣
クスリと笑ってそう言った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛翔(プロフ) - ロゼさん» セバスチャンいいですよねー！かっこよすぎる！！でも、できるだけ2人絡み頑張りたいですねw (2018年3月29日 21時) (
レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 愛翔さん» 自分的にはシエルもセバスチャンも美味しいんですが、やっぱりセバスチャンですねぇ(＾▽＾) (2018年3月29日 21時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ロゼさん» コメありがとうございます！！誰との絡みがお好きですか？ (2018年3月29日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 夢主のイチャイチャ大好きです (2018年3月29日 20時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» ありがとう！！シエルのデレは本当にやばいよね！！！ありがとう、頑張る！！！ (2018年2月25日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛翔 | 作成日時：2018年2月25日 20時
