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137話 ページ4

セバスチャンがこんな瘴気は感じた事がないって言うから、そりゃ大変だなって言おうとしたら、、


貴「セバスチャン!?」



セバスチャン「え?」


セバスチャンを見れば、泣いていたのだ




驚いて俺達は立ち止まった


貴「セバスチャンまで泣くなんて……
一体何が…」



セバスチャン「泣いている…?

私が!?」



手に落ち続ける雫を見て、セバスチャンは驚きを隠せないでいた


セバスチャン「悪魔(わたし)にはこんなものを流す感情は備わっていないのですが…」



貴「この森に何かがあるのか…?」


俺は辺りを見回した


セバスチャン「!?」



貴「とりあえず、じんろ…!!」



振り向いてセバスチャンを見ると、鼻血を出していた


貴「だ、大丈夫か?」



手袋を見れば、血で赤く染まっていた


するといきなり、セバスチャンが手袋を取った




貴「ッ…!!」


セバスチャンの手にはみるみるうちに赤くブツブツとしたものが膨れ上がっていた




貴「せば…す、ちゃ……」



顔を見れば、顔も手と同じように赤くブツブツとしたものがいくつもできていき、鼻血もだらだらと流れていた




セバスチャン「A、貴方は何ともありませんね!?」


いきなり肩を抱かれ、慌てたように言ってきた




貴「あ、ああ…!

そ、それよりもぉ?!」




今度は俵のように担がれ、来た道を引き返していく


貴「どうしたんだよ!!」



俺は先程から驚いてばかりで心臓がもちません。





シエルがいる寝室に着くなり、勢いよくドアを開いた


セバスチャン「坊ちゃん!!」



はっ!!

そうか、セバスチャンがこんな症状を起こしたんだシエルも…







貴「坊ちゃん、大丈夫ですか?」


ゆっくりと振り向いたシエル



鼻血を流し、顔、手がセバスチャンと同じ赤いブツブツでいっぱいだった



シエル「セ、バス…チャ…

A…」




慌てて駆け寄ると、シエルは吐いてしまった


シエル「―――――ッヴ
オ"ェエッゲボッ」



貴/セバスチャン「坊ちゃん!!」



背中をさすり、どうすればいいのかわからずセバスチャンを見た


シエル「カラダ…がッ


焼けるッ…」



息を荒らげ、がくがくと震えていた



貴「坊ちゃん!!!



セバスチャン、シエルは…!」




セバスチャン「坊ちゃんを抱いて着いてきなさい!」


俺は頷いてセバスチャンへついて行った

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愛翔(プロフ) - ロゼさん» セバスチャンいいですよねー!かっこよすぎる!!でも、できるだけ2人絡み頑張りたいですねw (2018年3月29日 21時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 愛翔さん» 自分的にはシエルもセバスチャンも美味しいんですが、やっぱりセバスチャンですねぇ(^▽^) (2018年3月29日 21時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ロゼさん» コメありがとうございます!!誰との絡みがお好きですか? (2018年3月29日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 夢主のイチャイチャ大好きです (2018年3月29日 20時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» ありがとう!!シエルのデレは本当にやばいよね!!!ありがとう、頑張る!!! (2018年2月25日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛翔 | 作成日時:2018年2月25日 20時

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