163話 ページ30
サリヴァン「お、お前達どうやってココに!?
落ちたら死ぬぞ!」
サリヴァンの部屋は、この邸では一番高い場所にある
俺達は部屋へと入った
シエル「何故驚く?
お前は箒で空を飛べる魔女だろう?」
セバスチャンから下り、そう言った
サリヴァン「シ、シエルお前正気に…!」
シエル「ああ、お前のお陰だ。
旅立つ前に、礼が言いたくてな。」
サリヴァン「礼なんて…
成程、”礼は身体で”というやつか…
裸体に馳走を盛り付けてくれるわけだな?」
貴「はぁ……(笑)」
セバスチャン「ははは」
シエル「違う!!!」
セバスチャン「それよりも」
セバスチャンは自分とシエルの口元に人差し指をおいた
セバスチャン「貴女が一番欲しいものをご用意致しました。」
サリヴァン「ボクの一番欲しいもの…だと?」
セバスチャン「”外の世界”ですよ。」
サリヴァン「外の…世界!?」
セバスチャン「ええ、ここにいては一生手に入らない知識と体験を手にすることが出来ますよ。
いかがです?」
サリヴァン「で、でも
ボクは緑の魔女で…
村の掟が…」
シエル「―――――そうか
なら、仕方ないな。
変なことを言って、すまなかった。」
そう言ってシエルは踵を返した
俺とセバスチャンもそれに続いた
シエル「では、このまま窓を閉めて眠るといい。
どうせ僕らは、朝には消える夢みたいなものだ。」
サリヴァン「あ。」
シエルは振り返り
シエル『アリガト
トモダチ
サヨナラ』
悲しそうにそう言った
サリヴァン「…ッ」
松葉杖が音を立てて地面に倒れる
サリヴァンはシエルの服をぎゅっと掴んだ
サリヴァン「い
行く…!!
ボクは
もっと沢山のことを知りたい!!」
目に涙を浮かべ、そう言った
シエル、セバスチャンはにやりと笑った
―――これも作戦のうちだ
セバスチャン「ではお嬢様、どうぞお召し替えを。
若き令嬢(デビュタント)たる者、新しい世界への第一歩は正装でなくては。
さあ、お手を。」
サリヴァンは、シエルとセバスチャンの差し伸べられたてをとった
俺?
俺はセバスチャンの横に立って微笑んでいただけです
セバスチャン「未知の世界へ、エスコート致します。」
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愛翔(プロフ) - ロゼさん» セバスチャンいいですよねー!かっこよすぎる!!でも、できるだけ2人絡み頑張りたいですねw (2018年3月29日 21時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 愛翔さん» 自分的にはシエルもセバスチャンも美味しいんですが、やっぱりセバスチャンですねぇ(^▽^) (2018年3月29日 21時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ロゼさん» コメありがとうございます!!誰との絡みがお好きですか? (2018年3月29日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 夢主のイチャイチャ大好きです (2018年3月29日 20時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» ありがとう!!シエルのデレは本当にやばいよね!!!ありがとう、頑張る!!! (2018年2月25日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛翔 | 作成日時:2018年2月25日 20時