158話 ページ25
すると巻きついていた黒いものが俺を覆い、辺りは暗闇となった
シエル｢な…っ
うっ｣
かろうじて、シエルとセバスチャンの声は聞こえた
セバスチャン｢嗚呼｣
セバスチャンはシエル顎をぐっと掴んで、顔を寄せた
セバスチャン｢なんてつまらない、幕引きなんでしょう。
貴方のような、つまらない存在の為に犠牲になった方々が哀れです。｣
シエル｢ううっ｣
ズルズルと黒いものがシエルを覆っていく
シエル｢んッ…｣
セバスチャン｢まあ、これから消えてゆく貴方には
どうでもいい事ですね。｣
シエル｢うぅ…
ぐっ｣
セバスチャン｢期待した魂とは、違いますが
少しは腹の足しになるでしょう。｣
(ここから、シエルsaidとして書きます。)
ああ
僕は死ぬのか
復讐も果たせないまま
悪魔にすら見放されて――――――…
シエル｢決めたの？
ずっとココにいるって｣
シエル｢………｣
シエル｢お前は、馬鹿だな
誰もお前に復讐なんて、頼んでいないよ。｣
シエル｢…わかってる。｣
シエル｢わかっているなら、お前は何故復讐をしようまとしている？
僕を犠牲に手に入れた力で｣
シエル｢！？｣
シエル｢お前があんな選択をしたせいで、沢山の人が犠牲になったんだよ。｣
シエル｢僕…
僕は…ッ｣
シエル｢僕に許されたかった？｣
シエル｢違う…｣
マダムレッド｢弱い自分と決別したかった？｣
シエル｢違う！｣
ジョーカー｢何もかも自分のものにしたかった？｣
シエル｢違う！！｣
レイチェル｢わかっているわ。
私達の無念を晴らすためでしょう。｣
シエル｢違うッ！！！｣
セバスチャン｢――――――では
貴方は何故
大きな犠牲を払い
その魂を賭けてまで
悪魔(わたし)と契約したのです？｣
そうだ
僕が悪魔と契約したのは
僕が誰にも負けない力を欲した理由は―――――
シエル｢―――――――――僕は
誰かのために、命を賭けられる程高潔でも
誰かに踏みにじられたままで、いられる程寛容でもない。
僕はどうしようもなく、利己的で
独善的な人間だ！
だから！！
僕は
僕自身への汚辱を晴らすため
悪魔(おまえ)の手をとった。
誰のためでもない
僕のために！！｣
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愛翔(プロフ) - ロゼさん» セバスチャンいいですよねー！かっこよすぎる！！でも、できるだけ2人絡み頑張りたいですねw (2018年3月29日 21時) (
レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 愛翔さん» 自分的にはシエルもセバスチャンも美味しいんですが、やっぱりセバスチャンですねぇ(＾▽＾) (2018年3月29日 21時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ロゼさん» コメありがとうございます！！誰との絡みがお好きですか？ (2018年3月29日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 夢主のイチャイチャ大好きです (2018年3月29日 20時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» ありがとう！！シエルのデレは本当にやばいよね！！！ありがとう、頑張る！！！ (2018年2月25日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛翔 | 作成日時：2018年2月25日 20時
