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155話 ページ22

セバスチャン「それに、A。
貴方が離れようとしなかったのですよ。」



貴「なっ………」


冷静に考えてみれば、確かに俺はずっとセバスチャンの首にしがみついている




俺はみるみるうちに顔を赤くし、それを見たセバスチャンは妖しく笑った


貴「………下ります…」



セバスチャン「残念ですが、それはできません。」


貴「え…うわぁああああ―――――!!!!」


そして今度は上へ登っていった




何度心臓が止まるかと思ったか…


俺はへとへとになりながらも、厨房へと戻る



セバスチャン「はぁ…情けないですね…」


貴「驚いただけだ!!」



いつもいつも余裕そうな表情にイライラする


すると、厨房が何やら騒がしかった



見るとスネークの蛇が、アンネの谷間へと入っていった



貴「あーあ…」


喘ぐアンネにみんなが顔を赤くしていた


俺は出入口でその様子を窺っていたのだが、その横をセバスチャンが歩いていった




セバスチャン『動かないで。

噛まれたら、大変です。』



アンネ『えっ――――――〜〜ッ』


女性のスカートから、躊躇うことなく蛇を引きずり出した


蛇が出たことで、アンネが腰を抜かした



セバスチャン『おっと』


それをセバスチャンは支えた





セバスチャン『当家の使用人が失礼致しました。』




何食わぬ顔


いつも俺だけが狂わされる



厨房の声も聞こえないくらいに考え込んでいたらしく、セバスチャンとスネークが歩いてくるので我に返った



ヴォルフラム『テメエらには、明日出て行って貰う。


これ以上、人狼様の怒りを買うわけにはいかねえ。』



セバスチャン『……分かりました。』



俺をちらりと見て、来るよう促した


俺はそれを無視し、厨房へと入っていった




すると、バルドがすぐに近寄ってきた


バルド「オメェら遅すぎだ!

ヒヤヒヤしたぜ…」



貴「すまんすまん(笑)」



セバスチャンの冷たい視線に震えそうになる


気づかないよう、俺はバルドと距離を詰めた




貴「それよりバルド、何か手伝うことないか?」


バルドの肩を抱き、背を向けた



バルド「あ、ああ…?」


セバスチャン「A、貴方も来なさい。」



貴「…………」


その冷たい声に、使用人達は皆肩を震わせた




バルド「お、おい……」


貴「行かない。」



セバスチャンを見ず、それだけ言ってバルドを引っ張り厨房の奥へ入っていった

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愛翔(プロフ) - ロゼさん» セバスチャンいいですよねー!かっこよすぎる!!でも、できるだけ2人絡み頑張りたいですねw (2018年3月29日 21時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 愛翔さん» 自分的にはシエルもセバスチャンも美味しいんですが、やっぱりセバスチャンですねぇ(^▽^) (2018年3月29日 21時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ロゼさん» コメありがとうございます!!誰との絡みがお好きですか? (2018年3月29日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 夢主のイチャイチャ大好きです (2018年3月29日 20時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» ありがとう!!シエルのデレは本当にやばいよね!!!ありがとう、頑張る!!! (2018年2月25日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛翔 | 作成日時:2018年2月25日 20時

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