149話 ページ16
フィニ｢壊すことしかできなかった僕に
生かすことを教えてくれた。
坊ちゃんが僕を12番(兵器)から、フィニアン(庭師)にしてくれたんです。｣
シエル｢……………｣
フィニ｢けっ、怪我してちょっと不安になってるだけですよ！
大丈夫、きっとセバスチャンさんがなんとかしてくれます。｣
シエル｢セバスチャン…｣
貴｢坊ちゃん？｣
シエル｢ウ…
ウウウ―――――ッ
嫌だ！！｣
貴/フィニ｢坊ちゃん！？｣
頭を抱え、叫び出した
シエル｢あいつは嫌だ！！
あいつがシエルを…｣
貴｢落ち着いてください、大丈夫ですよ。｣
背中をさすり、抱きしめる
すると、コンコンっと扉を叩く音がした
そんな音でさえ、シエルはびくっと肩を震わせた
シエル｢ひっ
誰！？｣
フィニ｢僕、見てきますね。｣
貴｢お願いします。｣
フィニ｢あ、セバ…｣
そこまで言い、フィニは慌てて口を噤んだ
フィニ｢サリヴァン様がいらっしゃいましたよ！｣
セバスチャンはサリヴァンを抱き、入ってきた
俺の服をぎゅっと掴み、背中に隠れてしまっていた
ベッドの横にある、椅子にサリヴァンは座り声をかけた
サリヴァン｢調子はどうだ？｣
フィニ｢！
サリヴァン様英語が！｣
サリヴァン｢フフン、ボクは魔女だぞ？
ま、完璧には程遠いがな。｣
すげー、俺何日もかかったのに
セバスチャン｢フィニ、食器を片づけてきてくれますか？｣
フィニ｢？はい。｣
こそっと耳打ちし、フィニは出ていった
サリヴァン｢包帯を替えに来た。｣
貴｢さ、坊ちゃん。｣
俺は後ろに隠れているシエルを前に出るよう促した
シエル｢痛くする？｣
サリヴァン｢替えないと、もっと痛くなるぞ。｣
そう聞くと、ゆっくりと俺の服を離した
サリヴァン｢触るぞ。｣
シエル｢…うん。｣
サリヴァンは右目を隠すようにして巻かれていた包帯を取った
ふと、今まで感じていた視線の先を追うとセバスチャンだった
目が合うと、ニコッと微笑み返され
怖いです。
サリヴァン｢………うむ。
なかなか治りが早いぞ！
さすが若い男は、生命力かギンギンにまなぎっているな！｣
その後、すぐにセバスチャン達は出ていった
そういえば、サリヴァンの服装が昨日と違かったな
シエル｢…A？｣
貴｢はい？｣
シエル｢…………｣
貴｢大丈夫ですよ。｣
俺はまたシエルを抱きしめた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛翔(プロフ) - ロゼさん» セバスチャンいいですよねー！かっこよすぎる！！でも、できるだけ2人絡み頑張りたいですねw (2018年3月29日 21時) (
レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 愛翔さん» 自分的にはシエルもセバスチャンも美味しいんですが、やっぱりセバスチャンですねぇ(＾▽＾) (2018年3月29日 21時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ロゼさん» コメありがとうございます！！誰との絡みがお好きですか？ (2018年3月29日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 夢主のイチャイチャ大好きです (2018年3月29日 20時) (レス) id: 5d79736247 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» ありがとう！！シエルのデレは本当にやばいよね！！！ありがとう、頑張る！！！ (2018年2月25日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛翔 | 作成日時：2018年2月25日 20時
