126話 ページ42
『密告者は逃がさん!
生かして帰すな!!
密告者に死を!!密告者に死を!!』
貴「えー、なになに
何を叫んでんの?」
セバスチャンにこそっと話してみたが、周りの叫び声で俺の声はかき消されたようだ
『何を騒いでいる!』
『サ…サリヴァン様!
侵入者を許し、申し訳ありません!』
周りは跪いた
セバスチャン『貴方が…
領主のサリヴァン様でいらっしゃいますか?』
サリヴァン『いかにも。
ボクはジークリンデ・サリヴァン。
この森の領主だ!』
そこに立っていたのは、執事に抱えらた小柄な可愛らしい少女だった
貴「緑だ…」
俺達が驚いてその2人を見ていると、執事がずかずかと近づいてくる
俺とセバスチャンの前に来て、俺らを交互に見た後にセバスチャンの方へと近づいた
『テメェ、ドコの領地(シマ)のモンだ?ア"?』
セバスチャン「は」
サリヴァン『やめろ、ヴォルフラム』
そう言うと、執事のヴォルフラムの顔を叩いた
サリヴァン『すまん。
外から人が来たのは久々でな。
それに…』
サリヴァンは、シエルをじっと見た
シエル「な…なんだ?」
貴「気があるのかもしれませぇ?!
シエル「そんなわけないだろッ」
杖で腹を叩かれた
貴「す、すみませ
ヴォルフラム『ゴホンッ。
どうやって、ここまで来たか知らんが
この村…”狼の谷(ヴォルフス・シュルト)”は、よそ者の滞在を一切認めない。
わかったら、さっさと帰んな!』
いや、まったく何話してるかわからん。
シエル「―――――これは、退いて対策を考えるべきだな。」
セバスチャン『分かりました。
では、我々はこれで…』
俺達は回れ右をし、帰ろうとしたら
『待て!!』
そう叫び、また武器を突きつけてきた
思わず俺は溜息をついた
ヴォルフラム『お前ら…
森を無傷で抜けられたことがどれだけ幸運かわかってねェようだな』
セバスチャン『―――――と言いますと?』
ヴォルフラム『知らないわけじゃねェだろう。
森を守る人狼様の存在を!』
セバスチャン『では、この村は本当に
人狼を守る魔女の村
―――――という事ですか?』
ヴォルフラム『…………』
『ヴォルフラム様
こいつらは危険です!
すぐに始末―――――
サリヴァン『待て!』
村の言葉を遮り、執事に耳打ちをした
ヴォルフラム『!
お嬢それは…』
サリヴァン『ボクの言うことが聞けないのか?』
ヴォルフラム『…Ja(ヤー)』
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愛翔(プロフ) - レインさん» ご意見ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2018年2月23日 14時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 効かないほうがいいですね!続き楽しみにしてます♪ (2018年2月23日 14時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» やっぱり、Rc細胞ないと効かないよね?今回効かせない方がいいかな?それとも、少しは効かせるとか?いやいや、全然!ありがたいよ!!! (2018年2月23日 13時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - そこらへんは難しくてあんまわからんのだが、私の覚えではRc細胞自体が喰種にとって武器であり、毒である。ってのが私の記憶だからもし、喰種に対して毒を使うなら相性の悪いグールのRc細胞、または威力は落ちるけど人間のを使うとか?大したこと言えなくてごめん! (2018年2月23日 0時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» 正直不安だったけど、よかった!!!でも、予想と違かったらごめん!!!幸せに生活できるのかwよかったよー! (2018年2月2日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛翔 | 作成日時:2017年7月8日 19時