悪魔と喰種 ３ 【黒執事】【東京喰種】【男主】

114話 ページ26

セバスチャンの方を見れば、だいぶおされていた


悪魔とはいっても、今は人型

人より、反射神経が良くてもそれは喰種も一緒



銃も刃物もきかない喰種と戦うには、クインケがない限りは無理だ


ハイル『あっちが気になっちゃう〜？』


貴『そりゃあ、なッ。
相手は、人間だぜ？

いくら、そこらの人間よりも優れてるからって…ッ』



セバスチャンを助けてやりたいが、ハイルがそうはさせてくれなかった


シエル『セバスチャンッ！！』




ハイル『んふふ、さすがハミール！


ほらほら、早く俺を倒さないと伯爵も



ここにいるみんな、殺られちゃうよー？』



ニヤニヤと笑いながら、そう言ってくる


ムカつくその笑顔に俺は蹴りを入れた




ハイル『…ッ！！！』



よろめいたのを俺は見逃さず、赫子で吹き飛ばした








………







………………









………………………………はずだった…




ハイル『いい赫子だね、それ！』


ハイルは、吹き飛ばされてなんかいなかった




受け止めていたのだ


貴『うそ、だろ……』



ハイル『ふふ、そう簡単に倒されちゃつまらないだろ？』



俺の赫子を自分の方に引っ張り、自分の赫子を振り上げた



貴『…ッ』


ハイル『痛かった？』



俺もすかさず、受け止めたが耐えきれなかった



かなり重い



貴『ははっ
今のは痛かったかもね』



ハイル『そう…
痛かったか………


ねぇ、痛いって何？





……痛いってどんな？』



貴『は？』


急に壊れた玩具のように痛いとは何かを聞いてきた



ハイル『いやー、感情って難しくない？

つくるのって、大変。



見よう見まねで頑張ってるけど、限界があるじゃん？』




貴『い、意味がわからな……』


こいつはいったい何のことを言ってるのだろうか



ハイル『えいっ♪』



貴『？！』



赫子を寸前でかわし、距離をとる


ハイル『ねぇ、A


俺に痛みを教えて？』





―――――――――――――――――






――――――――――





―――――




一方、セバスチャンは、、、




セバスチャン『…ッ、一言も……話さない、のですねッ』


ハミール『…………』




ハミールは赫子を出さずに戦っていた





セバスチャンも一旦距離を置こうと、ハミールから離れると、背中が誰かとぶつかった




貴『やぁ、セバスチャン

なかなか手こずってるね〜』



セバスチャン『あなたこそもう息が上がっていますよ？』

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