111話 ページ23
ハイル『アハハハッ！！
流石だよ、伯爵〜。
ねぇ、じゃあさ、Aは貰っていいの？』
確かに今の言い方では、俺を仲間にしてもいいって解釈になる
俺は要らなくなってしまったのだろうか
シエル『フッ
Aは、お前にはやらん。
やるくらいなら、僕がこの手で亡き者にする。』
貴『…は…？』
シエルが言ったその言葉を理解するには、時間がかかった
ハイル『へぇ〜。
じゃあ、そうさせないためにも君を倒さなきゃね』
どうやら、2人はやる気満々のようだ
貴『ハイルやめろ！
勝てるわけない！！』
気づいたら、叫んでいた
ハイル『優しいね〜
でも、もう遅いかな』
困ったように笑うハイルに胸が痛んだ
人数がこっちより多いとはいえ、勝てるのか…？
いや、俺は何を悩んでいるんだ…？
応援しなきゃいけないのは、シエルの方だろう？
シエル『A。お前は僕の駒だ。
前にも言っただろう。
使えない駒は要らない。
僕の邪魔をするやつは排除する』
シエルは拳を握りしめ、強い瞳で言った
貴『…ッ』
ハイル『うわ〜、こわー。
仲間じゃなくて、駒って…
A、俺達といた方が絶対君のためにもなるよ。
君を駒じゃなく、仲間として受け入れたい。
見捨てたりなんかしない』
貴『お、俺は………』
ハイルが近づいてきて、手を差し伸ばした
横にいるセバスチャン
その前にいるシエル
何も言わずにただずっとこちらを見ているだけだった
それが逆に怖くて、本当に俺はただの駒で、邪魔な存在で、、、
逃げたくなる
その手を取りたくなる
取れたなら、どんなに楽だろうか、、、
でも、本当にそれが正しい選択なのか
貴『どうすれば、いいんだよ……』
どうするのが正しいんだ…！！
どうしたら……
セバスチャン『だいぶ、お困りの様ですね。』
クスリと笑った
シエル『A。
お前がしたいようにすればいい。
結果次第では僕達がお前を殺さなければならないが、こんな世の中だ、逃げ出したくなることもあるだろう。
守りたくても守れないものがある。お前が一番わかっていることだろう？
どうするかなんて自分で考えるんだな』
………あぁ、そうだ…
いつも自分でなんとかしてきたじゃないか
この世の中は、どこも一緒なのだな、、、
貴『坊ちゃん………御命令を…
俺はあなたの駒だ。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 306人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛翔(プロフ) - レインさん» ご意見ありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2018年2月23日 14時) (
レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 効かないほうがいいですね！続き楽しみにしてます♪ (2018年2月23日 14時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» やっぱり、Rc細胞ないと効かないよね？今回効かせない方がいいかな？それとも、少しは効かせるとか？いやいや、全然！ありがたいよ！！！ (2018年2月23日 13時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - そこらへんは難しくてあんまわからんのだが、私の覚えではRc細胞自体が喰種にとって武器であり、毒である。ってのが私の記憶だからもし、喰種に対して毒を使うなら相性の悪いグールのRc細胞、または威力は落ちるけど人間のを使うとか？大したこと言えなくてごめん！ (2018年2月23日 0時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» 正直不安だったけど、よかった！！！でも、予想と違かったらごめん！！！幸せに生活できるのかwよかったよー！ (2018年2月2日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛翔 | 作成日時：2017年7月8日 19時
