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104話 ページ16

人気のない所へ連れて来られ、つい身構えてしまう



貴『な、なんだよ』


セバスチャン『そんなに怯えないでください。
こんな所で食べたりしませんよ』


クスリと笑って言う、セバスチャン

図星だったため、声が上擦ってしまった



セバスチャン『お望みとあらば、ここで食べてあげますよ?』

そう言って近づいてくるので、もちろん俺は後ずさった



貴『ち、ちがっ…』


背中が壁につき、セバスチャンが目の前にまで迫ってくる


やばい、キスされる

と思い、俺は目をギュッと瞑った








……



…………



………………


『クスッ』


セバスチャンの笑う声が聞こえ、目を開けると




セバスチャン『キス…されると思いましたか?』


小馬鹿にしたような言い方だった



貴『こ、のッ……!!』


イラッとき、俺は殴りかかった


しかし、案の定簡単にとめられてしまった



貴『…ッ……それで?
ミカエリス先生が俺に何のご用で?』


セバスチャン『今日一日坊ちゃんと一緒に行動してもらいたいのです。
私は教師ですので、ずっと一緒にいることはできません。


お願いできますね?』





貴『わかった。


それじゃ、もう行くから』


セバスチャン『待ちなさい。
それともう一つ』


呼び止められ、振り返るといつかどこかで見た恐怖が芽生える眼差しがそこにあった



セバスチャン『ハイルとハミール


あの二人にはくれぐれも気をつけなさい。

今後親しむのは、禁止です。




いいですね?』




な、何でそんなこと…

確かに毎日毎日俺のとこ来て五月蝿いし、しつこいけど…


でもちゃんと話せば……良い奴なのに…



貴「ぃ…や…だ…………」



セバスチャン『……。


A。
返事をしなさい。』



さっきよりも低い声が耳に届き、俺は頷くしかなかった



貴『嗚呼、気をつけるよ。』


俺はそう言い、その場を立ち去った









セバスチャンが冷たい目で俺が走り去って行く背中を見ていたとも知らずに



セバスチャン『本当に愚かだ

人間はどうしてこうもすぐに他人を信じてしまうのか…


…はぁ……

これでは、これからのファントムハイヴ家の執事として先が思いやられますね…

































ねえ、坊ちゃん?』



セバスチャンがクスリと笑い、振り向いた




その目線の先には








シエルが立っていた





シエル『…まったくだ

このままでは、あいつは邪魔な存在になる
捨てるしかないようだな。』

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愛翔(プロフ) - レインさん» ご意見ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2018年2月23日 14時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 効かないほうがいいですね!続き楽しみにしてます♪ (2018年2月23日 14時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» やっぱり、Rc細胞ないと効かないよね?今回効かせない方がいいかな?それとも、少しは効かせるとか?いやいや、全然!ありがたいよ!!! (2018年2月23日 13時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - そこらへんは難しくてあんまわからんのだが、私の覚えではRc細胞自体が喰種にとって武器であり、毒である。ってのが私の記憶だからもし、喰種に対して毒を使うなら相性の悪いグールのRc細胞、または威力は落ちるけど人間のを使うとか?大したこと言えなくてごめん! (2018年2月23日 0時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - ヒビキさん» 正直不安だったけど、よかった!!!でも、予想と違かったらごめん!!!幸せに生活できるのかwよかったよー! (2018年2月2日 20時) (レス) id: e46660b090 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛翔 | 作成日時:2017年7月8日 19時

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