53話 ページ4
金子勲｢覚えていないと言ったら覚えていない。
たかが温狗一匹の名前をわざわざ覚えているほど、俺は暇じゃないんだ｣
魏嬰｢いいだろう。
もっと詳しく話してやる。
あの蝙蝠王を捕まえられなかったお前は、ちょうど近くまで異象を調べに来ていた数人の温家門弟たちと偶然出くわし
そいつらに召陰旗を無理やり背負わせて、餌として使おうとした。
しかし、そいつらは怯えきっていて役に立たず、つかえながら話す者が一人出てきてお前と口論になったはずだ。
それが、俺が言っている温寧だ。
そして、ぐずぐずしている間に蝙蝠王が逃げてしまい、お前は温家の修士たちを思いきり殴りつけたあと、強引にどこかへ連れていった。
それからその数人は行方知れずだ。
さらに細かいところまで話そうか？
そいつらは未だに見つかってないんだ。
だから、お前に事情を聞く以外
某には他に誰に聞けばいいのか皆目見当もつかない｣
彼が優しく金子勲に話している時、俺を呼ぶ声が聞こえ
振り返ると未だに困惑した顔の藍曦臣が俺を見ていた
金子勲｢魏無羨、どういう意味だ？
そいつらを渡せと？
お前、まさか温狗のために首を突っ込むつもりじゃないだろうな？｣
魏嬰はこぼれんばかりの笑みをたたえる
魏嬰｢俺が首を突っ込みたいのか、それとも首を斬りたいのか、そんなのお前の知ったことじゃないだろう
_______さっさと差し出せ！｣
最後の一言と同時に、彼の顔から一瞬にして笑みが消え
俺は金子勲に剣を向けた
いきなり暗く冷酷なものになった魏嬰の口調からは、明らかに彼が我慢の限界に達しているとわかる
それと同時に反応の出来ぬ速度で剣の矛先を向けられ
異様な空気に変わり、その冷たく紅く光っている眼に
闘妍庁の中にいる多くの者たちは無意識のうちに身震いした
金子勲も同じくぞっとしたが
自分に剣が向けられていることに怒りが湧き上がり怒鳴った
金子勲｢お前、誰に剣を向けているのか分かっているのか！！
どこの誰かも知らぬならず者が、蘭陵金氏に楯突くのか
汚らわしい！
今すぐ剣を下ろせ！
魏無羨、それにお前も調子に乗りすぎだ！
そもそも今日、我々蘭陵金氏はお前らを招待したか？
図々しくもやって来て傍若無人な真似をしやがって。
お前ら、本気で自分が無敵で誰も逆らえないとでも思っているのか？
天でも覆すつもりか？｣
それを聞いて魏嬰は失笑する
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愛翔(プロフ) - みのもんたさん» コメントありがとうございます！嬉しい限りです！！なかなか更新出来ずに、申し訳ないです😫今のとこ藍渙との絡みは少ないですが、頑張ります！！ (2月27日 0時) (
レス) id: 3366d72dc2 (このIDを非表示/違反報告)
みのもんた(プロフ) - 最高ですこのお話、、、！✨この小説読んでからというもの藍渙loveになってしまいました😫ありがとうございます！更新お待ちしてます♡ (11月5日 15時) (レス) id: a405043ec8 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - 529zinbeizameさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです(>ᴗ<)なかなか更新出来ていませんが、頑張ります！ (10月8日 0時) (レス) id: f5161e3e77 (このIDを非表示/違反報告)
529zinbeizame(プロフ) - 面白くて一気読みしてしまいました！とっても設定が好きです💕更新待っています！ (2023年3月31日 23時) (レス) @page28 id: c26de05c7b (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - さきさん» コメントありがとうございます！！2回目？ですかね！？ありがとうございます(T^T)とても嬉しいです！！！最近、あまり話が思いつかず…苦戦していますが少しずつがんばります！ (2022年10月7日 23時) (レス) id: 1430ab9c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛翔 | 作成日時：2022年2月19日 0時
