70話 ページ21
彼はしばらく抱きしめた後に顔を覗いてきた
藍渙｢あの時…闘妍庁に来た貴方はまるで別人のようでした…
冷酷で
今にも人を殺 めそうな勢いだった
私の声はもう届かないのかと…｣
俺の頬を優しく撫で、髪を梳かす
藍渙｢隈ができていますよ
こんなに窶れて…｣
目元をなぞり
彼は悲しそうにふっと笑った
｢どうして、藍渙がそんなに辛そうな顔をするんです？
あの時、貴方が声をかけてくれたお陰で自分を見失わずにすんだ
藍渙、ありがとう｣
藍渙｢ふふ、ならご褒美を貰わないといけませんね｣
｢ら、藍渙、、、？
何言って｣
藍渙｢ずっと貴方には会えずじまいで
会えたと思ったら、また何処かに消えてしまった
ひたすら待てをさせられたんです。
ご褒美をお強請りしてもいいでしょう？｣
彼は逃がさないよう、腰を掴み
唇に触れる
たぶん俺からキスをしろという意味だろう
藍渙｢貴方が望まないことはわかっていても
貴方を閉じ込め、どこにも行けないようにしたい
貴方の映す瞳は私だけにしたい
貴方の心を私だけのものにしたい
A
貴方が望めば、直ぐにでも姑蘇に｣
俯き、拳をぎゅっと握りながら彼は弱々しく話す
そんな彼の手に触れて
どきどきとうるさい心臓を無視して、自然と口が開くのに身を任せた
｢藍渙
実はね…
貴方になら、そうされたいっていう自分がいるんだ
でも自分にはやらなきゃいけない、守らなきゃいけない人がいるんだ
いつか、その時がきたら
貴方の傍にいてもいいかな…？｣
彼は顔を上げて、泣き出しそうな嬉しそうな表情を見せた
｢な、なんか話してくれよ…｣
藍渙｢A
それってつまり…｣
｢うっ…
そんな目で見るな…
恥ずかしい…ぃ！！？｣
恥ずかしさのあまり、顔を背けようとしたが藍曦臣はそれを許さなかった
藍渙｢最高のご褒美です｣
綺麗な笑顔を見せたと思うとキスの嵐を降らせた
｢まっ、ぅん……ふっ｣
藍渙｢A
A、私の名前を呼んで｣
｢ら、ん…ほわ、ぁ｣
少し開いた隙間から舌がヌルッと入ってくる
上顎を舌でなぞられ、ぞわりと震える
少しずつ息が上がり酸素を取り込もうとするが、その度に吐息が漏れ
その声が余計に藍曦臣の理性を掻き乱す
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愛翔(プロフ) - みのもんたさん» コメントありがとうございます！嬉しい限りです！！なかなか更新出来ずに、申し訳ないです😫今のとこ藍渙との絡みは少ないですが、頑張ります！！ (2月27日 0時) (
レス) id: 3366d72dc2 (このIDを非表示/違反報告)
みのもんた(プロフ) - 最高ですこのお話、、、！✨この小説読んでからというもの藍渙loveになってしまいました😫ありがとうございます！更新お待ちしてます♡ (11月5日 15時) (レス) id: a405043ec8 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - 529zinbeizameさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです(>ᴗ<)なかなか更新出来ていませんが、頑張ります！ (10月8日 0時) (レス) id: f5161e3e77 (このIDを非表示/違反報告)
529zinbeizame(プロフ) - 面白くて一気読みしてしまいました！とっても設定が好きです💕更新待っています！ (2023年3月31日 23時) (レス) @page28 id: c26de05c7b (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - さきさん» コメントありがとうございます！！2回目？ですかね！？ありがとうございます(T^T)とても嬉しいです！！！最近、あまり話が思いつかず…苦戦していますが少しずつがんばります！ (2022年10月7日 23時) (レス) id: 1430ab9c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛翔 | 作成日時：2022年2月19日 0時
