51話 ページ2
彼女は必死に魏嬰の手を引っ張り、彼の前で跪きそうな様子で哀願してきた
｢まさか…温情？？｣
温情｢魏無羨、魏無羨、魏公子、助けてください。
他に頼れる人がどこにも見つからなくて
どうか私に手を貸して、阿寧を助けてください！
あんたに頼る以外、他に方法がないの！｣
彼女は美しく、誰も寄せつけぬ高慢さがあったが
そこには、かつての高慢さは少しも見えなかった
｢魏嬰…行こう｣
魏嬰｢嗚呼
検討はついてる。
温情、温寧の居場所を突き止めてくるからお前は隠れてろ、いいな？｣
俺は彼を抱え、御剣をしてある場所へと向かう、、
______金鱗台、闘妍庁
中へ入ると金子勲が杯を藍忘機へと差し出してくだらない自慢話を大声で話していた
金子勲｢二杯如きでまさか倒れるとでも言うのか。
俺はたとえ大きな碗で八杯飲んだとしても、いつも通り御剣して飛べるぞ！｣
周囲の者たちが｢いいぞ｣と囃し立てる
｢本当に馬鹿馬鹿しい｣
魏嬰は無言のまま金子勲に歩いていくため、慌てて俺も後を着いていく
藍忘機が座ったまま、金子勲が自らの面前に差し出してきた杯を冷ややかな目で見つめていた
彼がちょうど口を開こうとした時
突然誰かが手を伸ばしてきて、その杯を受け取った
片手の甲を腰の背中側に当て、仰ぐようにして一気にそれを飲み干したその男は
腰に差した一本の笛と、全身黒の服を身にまとった魏無羨だった
魏嬰｢俺が代わりに飲んでやったぞ。
これで満足か？｣
眉と目には笑みを含み、語尾は微かに上がっている
｢全く、金子勲殿は嫌な人ですね｣
俺は溜息をつきながらやれやれと首を横に振った
藍渙｢魏公子、A？｣
藍曦臣が呟くと、他の誰かも小さく驚愕の声を上げた
｢彼らはいつ来たんだ！？｣
魏嬰は小卓の上に杯を置くと、片手て軽く襟を正して答える
魏嬰｢今しがただよ｣
誰一人として俺らが闘妍庁に入ってきたことに気づかなかったことに、誰もが悪寒で息を飲んだ中
金光瑤は真っ先に我に返ると、いつも通りこの上なく親切な態度で対応する
金光瑤｢魏公子、A殿が金鱗台にいらっしゃるとは知らず
お出迎えできず失礼いたしました。
席をご用意しましょうか？
ああ、そうでした、招待状はお持ちですか？｣
魏嬰は挨拶することなく、単刀直入に答えた
魏嬰｢結構だ。
俺らは持っていない｣
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愛翔(プロフ) - みのもんたさん» コメントありがとうございます！嬉しい限りです！！なかなか更新出来ずに、申し訳ないです😫今のとこ藍渙との絡みは少ないですが、頑張ります！！ (2月27日 0時) (
レス) id: 3366d72dc2 (このIDを非表示/違反報告)
みのもんた(プロフ) - 最高ですこのお話、、、！✨この小説読んでからというもの藍渙loveになってしまいました😫ありがとうございます！更新お待ちしてます♡ (11月5日 15時) (レス) id: a405043ec8 (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - 529zinbeizameさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです(>ᴗ<)なかなか更新出来ていませんが、頑張ります！ (10月8日 0時) (レス) id: f5161e3e77 (このIDを非表示/違反報告)
529zinbeizame(プロフ) - 面白くて一気読みしてしまいました！とっても設定が好きです💕更新待っています！ (2023年3月31日 23時) (レス) @page28 id: c26de05c7b (このIDを非表示/違反報告)
愛翔(プロフ) - さきさん» コメントありがとうございます！！2回目？ですかね！？ありがとうございます(T^T)とても嬉しいです！！！最近、あまり話が思いつかず…苦戦していますが少しずつがんばります！ (2022年10月7日 23時) (レス) id: 1430ab9c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛翔 | 作成日時：2022年2月19日 0時
