#29 ページ29
赤side
急に落ちていったときはホンマビックリして半分パニックで先生呼んだけど
今は天使の笑顔してくれてるから良かった。
神ちゃん、一年のくせにお兄ちゃん気質やからな…。何でそんな溜め込んでまうんやろ。
神山 「…もう、あんなことしないです」
重岡 「俺も、やろうなんか思ったこと無いねんけど。神ちゃん、結構ヤバイで」
神山 「病んじゃってます?」
そんな純粋無垢そうな顔で言われたらなぁ。病んでるなんか言えへんよ。
重岡 「…知らん、」
神山 「あ、病んでるの意味分かってます？」
重岡 「は?バカにしとるん？」
神山 「いや。しげちゃん先輩めっちゃ純粋そうなんでもしかしたら知らないかなって思って。」
重岡 「…病んでるの意味は分かるで、さすがに」
ですよね、って微笑む神ちゃん。
一応、俺普通の男子中学生なんで。
神山 「あー。三途の川？ってやつ俺渡らんかった気がする」
重岡 「渡ったら逝くやつやで、それ」
神山 「あれ、そうでしたっけ?」
ここでまさかの天然発揮。
三途の川渡ったらあの世やん。渡りかけるんもヤバイのに。
神山 「…三途の川かぁ…。あの世ってどんなんなんでしょうね?」
そんな言葉をニコニコしながら言う。
何でやろ、性格も良いし完璧なはずの後輩からサイコパスオーラを感じるんやけど(笑)
重岡 「どんなん、やろね?」
神山 「楽しいんかな。意外と真っ暗やったりするんかな？天国とか地獄ってホンマにあるんかな」
独り言の内容がヤバイほど怖い。
そんな死後の世界に興味持たんとって？(笑)
重岡 「神ちゃん、落ち着こ…?」
神山 「えっ、あ。すみません。何か病院の服着たら妄想が止まらんくて」
重岡 「妄想っていうか、ただ闇が深いだけやね。」
神山 「俺の生活闇だらけですからね」
そうやって笑う神ちゃんの表情はホンマに裏がありそうで怖かった。
まぁ、でも家族が来おへん辺り何かはあるんやろうけど。
神山 「いつかしげちゃん先輩に悪影響を及ぼす気がする」
重岡 「悪影響って…。」
言いながら何か少しずつ目眩がしてきた。
神ちゃんは敏感にそれを感じ取って静かにしてくれた。
神山 「…先輩、先生呼びますか？」
重岡 「大丈夫…ようあるやつやから…」
神山 「キツかったら言ってください」
結局俺は神ちゃんのお兄ちゃん気質に頼る。
負担ばっかり増やしてホンマごめんな…
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３６９ - 全然大丈夫です♪続編楽しみにしています♪ (2018年2月3日 18時) (
レス) id: 8ecda79c7d (このIDを非表示/違反報告)
このらん(プロフ) - 369さん» こちらのアカウントから失礼します。夕梨菜です。このアカウントで続編書こうと思うので、ご迷惑お掛けしますがこちらまで来ていただけると嬉しいです。アカウント変えてしまい申し訳ないです。 (2017年9月1日 18時) (レス) id: e13534624c (このIDを非表示/違反報告)
夕梨菜(プロフ) - 応援ありがとうございました。また検討しておきます。 (2017年8月21日 7時) (レス) id: 360dd1197c (このIDを非表示/違反報告)
369 - happy endでよかったです♪神ちゃんもしげも元気な姿で嬉しかったです♪もしよかったらその後もみたいです。ありがとうございました♪ (2017年8月21日 3時) (レス) id: 3b484ec782 (このIDを非表示/違反報告)
夕梨菜(プロフ) - コメントありがとうございます。なるべく二人が幸せな方には持っていきたいとは思ってます…。 (2017年8月17日 6時) (レス) id: 360dd1197c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuri | 作成日時：2017年8月7日 20時
