#27 ページ27
緑side
神山 「うっさい…お前らに何が分かんねん」
ただいま絶賛家庭崩壊中。まぁ、俺対家族って感じやし俺がキレてるだけなんやけど。
神山妹(上)「お兄ちゃんどしたん?いっつもそんなことで怒らんやん…」
神山 「俺かてストレスぐらい溜まるわ」
神山母「八つ当たりはアカンよ…」
神山 「じゃあ俺はずっとストレス溜めとかんとアカンの？」
神山姉「智くん、いつもみたいに笑い？そしたらストレスなんか無くなるって。」
神山 「それが出来ひんからこうなってるんやん…」
神山妹(下)「何があったん…」
そう言われて俺は何も言えなくなる。
家族に言えるようなことやないし。やのに八つ当たりはして？最低やん、俺。
何かもう、最近家族ですら嫌になってきた。ヤバイ。
神山 「…散歩行ってくる」
神山母「変なことはせんといてよ?」
神山 「…分か、らん…」
そう呟いて、外に出る。行くとこなんかないけど…。
神山 「…落ちてまえば、楽なんかな…」
川の橋の上に立ってそんなことを考える。
だって、先輩にも心配しかかけれへんし家族でも問題児やし、俺おらんくて良くない？
部活でもクラスでも透明人間なんやし。
実際に立つとちょっと怖いけど、皆に迷惑かけてるんやし…皆俺がおらん方が幸せやし。
泣きそうになるのを我慢して、重心を前に傾けようとした。
重岡 「…神ちゃん？」
神山 「…先、輩」
病院からの散歩なのか、病院の方向から歩いてきて俺に話しかける先輩。
驚いた顔して俺を見つめる。
そしてもう一回川の底を見て、先輩に言った。
神山 「俺なんか必要ないでしょ、先輩が苦しんでるのなんか見たないし問題児やし。
先輩も俺がいない方が楽じゃないですか。だったらもう落ちちゃおっかなって…」
重岡 「何、言うてるん…」
神山 「俺なんかいらないですよね。もうそう言ってくださいよ。その方が諦めがつくから…」
重岡 「いらんわけないやん…唯一の後輩やねんで?」
神山 「俺が後輩やなかったら先輩は俺の事なんか気付かなかったでしょ」
重岡 「気付くって」
神山 「…良いんですよ、もう。俺はいらない存在だったんですよ、家族にもクラスにも部活にも。
先輩だって…そうじゃないですか」
重岡 「そんなわけ…」
神山 「もう良いですから。先輩が苦しんでるの、見たくないんです。俺がいなければ苦しまない
でしょ?」
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３６９ - 全然大丈夫です♪続編楽しみにしています♪ (2018年2月3日 18時) (
レス) id: 8ecda79c7d (このIDを非表示/違反報告)
このらん(プロフ) - 369さん» こちらのアカウントから失礼します。夕梨菜です。このアカウントで続編書こうと思うので、ご迷惑お掛けしますがこちらまで来ていただけると嬉しいです。アカウント変えてしまい申し訳ないです。 (2017年9月1日 18時) (レス) id: e13534624c (このIDを非表示/違反報告)
夕梨菜(プロフ) - 応援ありがとうございました。また検討しておきます。 (2017年8月21日 7時) (レス) id: 360dd1197c (このIDを非表示/違反報告)
369 - happy endでよかったです♪神ちゃんもしげも元気な姿で嬉しかったです♪もしよかったらその後もみたいです。ありがとうございました♪ (2017年8月21日 3時) (レス) id: 3b484ec782 (このIDを非表示/違反報告)
夕梨菜(プロフ) - コメントありがとうございます。なるべく二人が幸せな方には持っていきたいとは思ってます…。 (2017年8月17日 6時) (レス) id: 360dd1197c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuri | 作成日時：2017年8月7日 20時
