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緑side
俺が入部したとき、しげちゃん先輩こと重岡 大毅には笑顔がなかった。
唯一の直属の先輩やから仲良くしたいと思ったけど、近寄りがたい空気感が漂っていた。
でも、基礎連だけはしっかり付き合ってくれた。
その時、俺はまだ先輩がシャイって事知らんかったから、興味ないんやって思ってたんです。
神山 「…重岡先輩、基礎連良いですか？」
重岡 「おん。今日は何やっけ？」
神山 「ロングトーン…です」
重岡 「分かった。」
先輩は一瞬も笑わないで楽器を持って、カウントして吹き始めた。
無表情なのに音はイキイキしてて綺麗で、素直に尊敬してた。
出来れば、重岡先輩の音ずっと聴いてたいって、そう思ってた。
仲良くなるのは半分諦めてた。
重岡 「…ん、上手くなったやん。」
神山 「…はい」
重岡先輩はニコリともせず、そう言う。だから本当に思われてるのか分からない。
ある意味、怖いんかもしれん。
重岡 「…体調悪いんか？」
神山 「え、何でですか」
重岡 「いつもニコニコ聞いてくれるのに、今日うつむいとるから」
重岡先輩は俺の事見とってくれてたんや…。
そう思うと何か嬉しくて、自然と笑えた。
重岡 「…その方が良いで。神山くん、笑顔素敵やねんから」
神山 「ありがとうございます」
重岡 「いえいえ。いや,でもな、お世辞やないで？神山くん上手なってるよ。
綺麗に音伸ばせてるし、音量も良いぐらいやし、一年レベルやないと思う」
神山 「そんなこと無いです」
重岡 「…これからも二人だけやけど頑張ろな。こんな先輩やのによう上達したな(笑)」
初めて見た、先輩の笑顔に俺は安心した。
なんでも認めてくれるような、優しい笑顔で今までのイメージ全部崩れた。
神山 「…あの!俺、先輩ともっと仲良くなりたいです！」
重岡 「まぁ…俺も。神ちゃんって呼んで良い？」
神山 「えっ!?あ、はい。先輩は…」
重岡 「皆しげやし、しげ先輩とか？」
神山 「あ,じゃあしげちゃん先輩で。」
重岡 「謎に“ちゃん”入ってきた」
それがきっかけで、俺ら二人はすぐ仲良くなった。
重岡 「神ちゃん俺が卒部するとき泣いてくれる？(笑)」
神山 「泣きます！」
重岡 「…え。いや冗談やで」
神山 「恐らく、泣くと思います」
こんな雑談が出来るほど、仲は深まっていた。先輩後輩やけど。
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３６９ - 全然大丈夫です♪続編楽しみにしています♪ (2018年2月3日 18時) (
レス) id: 8ecda79c7d (このIDを非表示/違反報告)
このらん(プロフ) - 369さん» こちらのアカウントから失礼します。夕梨菜です。このアカウントで続編書こうと思うので、ご迷惑お掛けしますがこちらまで来ていただけると嬉しいです。アカウント変えてしまい申し訳ないです。 (2017年9月1日 18時) (レス) id: e13534624c (このIDを非表示/違反報告)
夕梨菜(プロフ) - 応援ありがとうございました。また検討しておきます。 (2017年8月21日 7時) (レス) id: 360dd1197c (このIDを非表示/違反報告)
369 - happy endでよかったです♪神ちゃんもしげも元気な姿で嬉しかったです♪もしよかったらその後もみたいです。ありがとうございました♪ (2017年8月21日 3時) (レス) id: 3b484ec782 (このIDを非表示/違反報告)
夕梨菜(プロフ) - コメントありがとうございます。なるべく二人が幸せな方には持っていきたいとは思ってます…。 (2017年8月17日 6時) (レス) id: 360dd1197c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuri | 作成日時：2017年8月7日 20時
